【医学部受験】努力を続けるコツ〜覚悟を決める〜
今日は「努力を続けるコツ」についてお話しさせていただきます。
様々な手法がありますが、一番効果があるのは「覚悟を決めること」だと思います。
覚悟を決める、と聞くと「よし、頑張ろう」というイメージを持たれるかもしれません。
しかし、このイメージでは上手くいかないことが多いです。
なぜなら、モチベーションによって勉強量が変動する可能性が高いからです。
「モチベーションがあるとしっかり勉強するが、モチベーションが下がると勉強できない」
という状態になってしまいます。
この記事で説明する「覚悟を決めること」は、「モチベーションに左右されず、淡々としている状態」です。
言い換えると、「(いい意味で)諦めている状態」だと思います。
「受験生の1年間は勉強する」という覚悟を決めると、勉強以外のテレビやゲーム、 SNSを一切見ないという行動につながります。
また「今朝は寝起きが悪く、やる気が出ない」「家庭内で嫌なことがあった」といったことは関係なく、淡々と勉強することができるようになります。
例えば、「歯磨き」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
基本的に、体調が悪いときや熱が出たときも歯磨きはすると思います。
「なぜ歯磨きをするのだろう」などの理由を深く考えず、自然と身についているからです。
受験勉強も同じように、勉強するための余計な理由を考えてしまうと苦しくなります。
これは個人的な経験ですが、研修医のときの話を例に挙げます。
まだほとんど何もわからない研修医1年目、最初は外科を回りました。
その診療科では、朝5時半から研修医の仕事が始まり、夜12時に家に帰れれば良い、というスケジュールでした。
このハードな日常を乗り越えるため、まずは「朝ゆっくり寝たいこと」「夜早く帰りたいこと」を諦めました。
5時台には病院に到着する必要があり、手術やカンファレンスが長引けば早く帰宅することは不可能です。
その状況で早く帰りたい、と希望を持つと研修に集中することが出来ません。
ですから、この研修期間はハードなスケジュールになることを受け入れて、諦めました。
もう一つ諦めたことは「自分がうまくやること」です。
例えば、手術前の準備が多くて間に合わないときは朝の採血は看護師さんや先輩に手伝っていただきました。
また、手術のことがほとんどわからない時期だったため、怒られることは諦めて、必要以上に自分を責めないようにしました。
もちろん人に迷惑をかけるのは良くないですが、自分のできることをやった上で怒られるのは仕方ないと思うようにしていました。
「なぜ自分はうまく出来ないのだろう」「もう少し夜に寝たい」などの不満を考えすぎてしまうと、結局辛くなるのは自分です。
「必要以上のことを考えずに諦める」というのが、覚悟を決めることにもつながると思います。
また、日曜日も出勤しなければならない診療科もありました。
このときは、「その診療科を回る研修期間は休みがない」という状態を受け入れて諦めました。
すると、歯磨きとほぼ同じ感覚になり、日曜日に出勤することが当たり前になります。
結局、余計なことを考えずに淡々と生活すると、自分自身が楽です。
まとめると、「諦めること」「何も考えないようにすること」は覚悟を決めるときのポイントだと思います。
受験勉強においても、余計なことを考えずに勉強する方が、結果的に辛くなく続けやすいです。
そして、余裕が出てきたらその状況を楽しむのも良いと思います。
浪人生は1年間を通して自分のためだけに時間を使うことができます。
医学部に入学してその後医師になると、自分のために丸々1年間時間を使えることはほとんどありません。
例えば医学部の生活では学校の授業や試験、部活、バイトなどで忙しいことがほとんどです。
ですから、受験生はしっかり覚悟を決めてこの1年間は娯楽やSNSをやらないと決めてしまった方が自分自身にとって楽だと思います。
余計なことを考えず、覚悟を決めて諦めることがコツなので、ぜひ参考にしてみてください。
ありがとうございました。
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