【医学部受験】勉強法〜自己流の解き方は効率が悪い〜

今日は、自己流の解き方が効率的でない理由と、正しい勉強法についてお話させて頂きます。

生徒さんとお話していて間違った勉強方法としてよくあるのが、自己流で解いてしまうことです。例えば、参考書の問題に対して「自分はこういう解き方で解いたが、答えが出ないのはなぜか」と言うような質問があります。

このような解き方が効率が悪い理由としては、基礎を習得している段階における目的が、「自分のやり方ではなく問題集に載っている解法を習得していくこと」であるためです。

例えば木を切るときの道具として、のこぎり、チェーンソーなどが挙がると思いますが、この時にハサミやカッターで切ろうとしていることが自己流のやり方に当てはまります。「切る」道具としてはハサミやカッターでもよいのですが、「木を切る」のに最適な道具ではありません。

同様に、数学の問題を解くときには、たくさん解法がある中で一番効率的なものを選ぶべきであり、それらの多くは問題集に模範解答として載っています。そして一番効率の良い解法を優先して習得する必要があります。

また、医学部受験においては全ての試験で制限時間があるため、限られた時間の中で解ける問題を素早く正確に処理しなくてはなりません。
本番で時間内に問題を正確に処理できるようになるためには主に4つのステップが重要になってきます。具体的には、

Step1 道具(解法や公式)を知る
Step2 道具(解法や公式)の使い方を練習する
Step3 どの場面で使うか、アプローチ方法を習得する
Step4 応用問題を自分で考えて解く

の4つが大切です。基本的にはStep3までが必要で、Step4はできていなくても本番で差がつくことはほとんどないでしょう。

まずStep1として問題を解くための解法や公式を知ることを行い、Step2としてそれらの解法や公式を使えるように練習をすることが必要になってきます。
次に、解法パターンや公式を習得した後はStep3として、実際に問題を解くときにどの解法・公式を使えばよいかを整理します。例えば、AとBの2つ解法があるときにより速く解ける方を選んだり、Aで行き詰まったときにBに移行することができる方が効率がよくなります。

特に、Step3の「どのような時にどの解法を使えばよいかを整理する」が抜けてしまっている受験生が多い印象です。受験本番で1つの解法に固執してしまうと時間が足りなくなってしまうこともあるため注意が必要です。

Step4は必ずできるようにする必要はありませんが、余裕があれば、応用問題を自分で考えて解くという段階に入ります。

まとめとして、医学部受験の勉強においては、
・自己流はではなく、問題集に載っている解法を習得していく
・問題に応じてどの解法を使うか、アプローチ方法を習得する
ことが大切です。

ありがとうございました。

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