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一般入試(再受験)と学士編入の掛け持ちについての個人的見解


記事対象者

・学士編入と一般入試のどっちかで迷っている人
・最初から学士編入と一般入試の両方で対策しようとしている方
・今年度学士編入or一般入試で合格もらえなかったので掛け持ちにしようとしている方

記事内容は一般入試か学士編入かというありふれたものではなく、一般入試も学士編入もやってやるに関して僕なりの意見を述べた記事です。

多分見る人によっては気分害するかもしれませんが、医学部に本気に行きたいと考えているために包み隠さずに自分の意見を言います!

まあ学士編入合格者のn=1の意見なので全てを鵜呑みにせずに。

記事は有料にするほどかはわかりませんが、見たくない人や余計なお世話だと思っている人もいるだろうから有料設定にさせていただきます。


●まず結論

個人的にはおすすめできない、今から学士編入・再受験を目指す方はやめるべき。

僕にこの手の相談してきた人に関しては『絶対やめるべき!』と伝えています!

学士編入も再受験でも一本に絞っている人が大半であるのが現状。

一本に絞っても受からない人が大半である試験でさらに掛け持ちをすることがいかに大変か、チャレンジしてない僕ですらも想像に難くないです。


では以下に自分なりに考えた掛け持ちのメリット・デメリットについて語っていきます

●掛け持ちによるメリット

一般入試の知識と学士編入を同時に勉強することで互いの知識に深みが出て応用が効く。

例)学士編入での一般入試の知識
→学士編入でも高校レベルの問題は出ますし、そもそも大学レベルの知識をしっかり理解するためには高校レベルの知識は必要不可欠です。

例)一般入試での学士編入の知識
→学士編入でもメインである生命科学の知識は生物と大きく範囲が被っている。学士編入で出る長文英語の読解力が生きる。

●掛け持ちによるデメリット

圧倒的時間の問題!!!!!

掛け持ちの方は2パターンがいると思うので2ケースに分けて考察してみます。

(ケース1)学士編入メインで受けて、日程終了してから一般入試勉強に切り替え

生命科学を例に取ります。

生命科学の知識は一般入試の生物の知識にはオーバーワークになるケースが多いです。一般試験で問われる生物は、知識の側面もありますが。
しかし難関大になるほど、知識問題はもちろん考察問題の解き方に重点が置かれるのですね。

英語に関してはどうでしょう。

英語に関していうと、医学英単語は役に立つ場面もありますが、ほとんどは範囲外でしょう。
また医学部学士編入で重要視されなかった文法をはじめ、英文読解、英作文の勉強をしなければいけません。

結論、学士編入で英語が点数取れたとしても、対策しなかったら一般入試で高得点が取れることはないでしょうね。


他の科目のことも考える必要ももちろんありますよね。

一般入試では国公立を受ける方は共通試験を受ける上で、国語、社会などの文系科目はもちろん勉強しなければいけません。
さらに理系科目に関しても学士編入ではほとんど出ない植物系の問題や進化などの問題、さらに数学なども勉強しなければいけません。

4月から10月ごろまで学士編入試験の勉強メインでやって、その上で11月から切り替えて共通試験でいる科目の勉強をする。そして各大学の過去問対策もやるのを共通試験・2次試験にまでって冷静に時間が厳しすぎませんかね。

最後に一般入試で闘う相手についても考えてみましょう。

一般入試では再受験生だけではなく、現役の高校生、浪人生など一般入試に1日12時間とか勉強する猛者を相手に、共通試験2、3ヶ月前から対策するって、圧倒的に対策してきた勉強量が違うのですよね。

(ケース2)一般入試の勉強をメインにして、学士編入試験の日程が近づいたら編入に切り替え


学士編入試験についても同様。

いくら学士編入受験者が仕事しながらの人が多かったとしても、単純に一般の勉強している時間分、生命科学や医学英語、TOEIC、化学物理などの勉強時間が削られるわけです。

少し学士編入に関して知っている方なら生命科学の分量はイメージつくと思いますが、化学と物理も色々あるのですよ!
大学化学なら、有機化学をはじめ、生化学、量子化学・・・。
物理も高校の力学、波動、電磁気、量子学をはじめ、大学範囲となればさらに勉強すべき量はてんこ盛り…。


僕は4科目型として医学部学士編入の受験をしてました。で、高校から大学範囲の化学と物理をやって、さらにTOEIC対策、自己推薦書や面接対策、さらに現地まで受けに行くための飛行機や宿の予約等々しました。これら全てやると時間あっという間になくなりますよ、むしろもっと欲しいくらい。


要は学士編入だけやってる人でも時間が足りないと思うわけです。

これを掛け持ちでやったらさらに時間がアップアップでしょう。


●こういう人なら掛け持ちもありか

上記で否定的な意見ばっかり述べましたが、以下のような人はありかなとも少し思います。

・理系の大学院で受験レベルの生物、化学などはほとんど勉強せずとも高得点取れる
・元々東大や京大など一般受験で勝ち上がってきた実績がある。

元々生命科学系の大学卒で、一般入試で勉強を進めて、少し編入の対策して編入試験に合格するってのはたまに聞きます。これはなんとなくありえるなと思います。


●一応…決して学士編入で行く人に高校生物・化学・物理・英語を勉強するなってことではないですよ!

これまでの話から「掛け持ちがダメなら学士編入は高校範囲は勉強しないほうがいいのか!?」ってことにはならないですよ!むしろ学士の方も各科目の高校範囲の勉強は必ずしなければいけません!でないと大学範囲の勉強にもそのうちボロが出ます。

でも再受験に絞って一般入試の勉強に専念する方と同じような高校範囲の勉強をするのは少し違いますね。

科目別に簡単に言うと

・生物:進化や植物はしなくていい。問題も考察問題は最初は簡単な問題だけ解けばよく、阪大とか東大とかの難しい考察問題はしなくていいです。
・英語:文法は最低限長文が読めるだけのレベルでとどめておく。
・化学:無機化学はパス。有機化学は構造決定は簡単な問題でとどめておく。

などですね。

●上記に当てはまらないが掛け持ちで行くと決意したら


・学士編入ならKALS
・一般入試なら駿台、河合塾等大手模試での偏差値

などのしっかり自分が周りとの立ち位置がはっきりわかるもので上位をキープすることが条件でしょうね。これで成績が上位の方だと掛け持ちもいいと考えます。


ここでに4点注意!

・KALS模試で点数取れても学士編入試験は一般入試よりも面接が重要となってくる試験なので、必ず成績上位だからといって合格はほぼ確…ということではない。

・一般入試の模試は第1回では勉強の程度によってはいい成績が取れるかもですが、第3回とかになってくると現役生は頭角を表してくるので、油断せずに

・仕事などの時間もなるべく減らせるような対策・計画をしっかり練る

・一般入試の勉強の際、全教科を独学で突き進むのは少し危険に思えます。東大京大卒などの過去の実績がある方だったら、合格の勉強法やストラテジーがわかっているので大丈夫かもしれませんが、そうでない方が厳しいでしょう。
スタディサプリなどの比較的安いかつ優秀な教材もありますのでぜひ参考にしてみてはと思います。


●最後に

一般入試・学士編入の掛け持ちで勉強する人を悪く言うつもりはないし、それくらい医学部への思いが強いのは純粋にすごいと尊敬してます。

けどこの記事を読んでいる読者のほとんどが社会人だと思うのですが、勉強だけに時間を捧げられる高校生・浪人生に比べて圧倒的に時間が少ないのです。

当然勉強に充てる勉強も減るわけです。


この限られた時間の中でさらに複数の科目に勉強時間を割り当てたりすると1科目に充てられる勉強時間って本当に少ないはずです。

これを掛け持ちとなれば。。もうわかりますよね。


選ぶ勇気より切り捨てる勇気も時には必要ってことですね。


最終的に決めるのは受験生の皆さんご自身なので、後悔のない選択ができるよう今一度計画的に受験勉強を始めましょう。

掛け持ちの方は、一般入試、学士編入だけでも非常に大変な試験を両方こなすので彼らの2〜3倍以上の覚悟で頑張ってください!