時間短縮ワザで「自炊生活」を楽しむ
ラクに「自炊」をする秘密
食材を吟味し調味料にこだわって、自分で料理を作ることは、健康的ですし、経済的です。
もともと料理好きの私は、外食の約束がない限り、いつも「自炊」をしています。そして私の仕事ぶりを知る人たちからは、「そんなに忙しく仕事をしていて、どうして自炊できるんですか！？」と不思議がられます。
その秘密はといいますと、「圧力鍋」「宅配サービス」「自家製の冷凍食品」の3つ。これでかなり時間短縮ができ、簡単に自炊ができるのです。
①圧力鍋
愛用のきっかけは、以前、松田聖子さんがテレビで「週に2～3回食べています」と話していた根菜ゴロゴロのスープを作り始めたことです。
私が「聖子ちゃんスープ」と呼ぶそのスープは、ごぼうや大根、にんじんなどの根菜を１㎝四方に切ってだし汁で煮込み、塩、醤油、みりん、酒で味つけしたもの。
圧力鍋で作ると、火にかける時間はほんの5分でOKです。あとは火を止めておいておけば、余熱で鍋がひとりでに調理をしてくれます。
私はその間に洗濯や入浴をすませ、お風呂からあがる頃には、スープはちょうど食べ頃に煮込まれていて、おいしくいただくことができます。
圧力鍋が一つあると、こんなふうに料理と他の作業を同時進行することができて、時間のムダがほとんどないのです。
➁宅配サービス
宅配サービスは、食材や日用品をカタログやインターネットで選んで注文すると、週に一回、玄関先まで届けてくれる便利なシステムです。スーパーに買い物に行かなくても、食材だけでなく、料理酒やトイレットペーパーなど、重たいものやかさばるものも運んでもらえるのでとても助かっています。
これを利用し始めてから、忙しくて買い物に行けないときや出張で家を空けたあと冷蔵庫が空になることがなくなり、それまでに週に2～3回まとめ買いをしていた近所のスーパーへは、本当に足りないものを買いに行く程度になりました。
ちなみに私は、数ある宅配サービスの中で、農薬減・有機野菜や無添加食品などを中心に扱う「大地を守る会」を利用しています。産地直送で届く旬の野菜や果物は、ハウス栽培のものに比べて栄養価が高く、それらの旬の恵みを日常的にいただくことが健康づくりにも役立っています。
➂自家製の冷凍食品
宅配サービスで届いた、傷みやすいキノコ類や小松菜、白菜などの葉物野菜は、すぐに切って保存用の袋に小分けして、すべて冷凍しています。こうして冷凍しておけば、必要なときにいつでも使えて、とても便利。このひと手間で、毎日の料理の時間がかなり短縮できます。
さらに時間のあるときは煮物やカレー、お味噌汁などを多めに作り、密閉容器に入れて冷凍保存していきます。帰宅が夜遅かったり、出張帰りで疲れていたりするときでも、これを鍋で温めるだけで、おいしく食べられます。
そのようなわけで、我が家の冷凍庫は常に満タン状態です。
誰にでもでき、忙しいときほど重宝する時間短縮ワザ、あなたもどうぞお試しあれ。
「時間短縮ワザ」を上手に利用して、ラクチンに自炊をしよう。
⏬プロフィール 井垣利英（いがきとしえ）☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで
⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英（いがきとしえ）【私の仕事】プロとして大切なこと
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