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力みとダンス

久しぶりの更新になります。

noteでは基本的に身体の事を書くようにしてますが、今回はちょっとダンスも絡めて書いていこうと思います。

皆さん"力み"について考えた事はありますでしょうか?

"力んじゃダメですよー"

これに近い言葉は習い事の経験があったり、スポーツを習ってた経験がある方は一度は言われた事があると思います。
ただ何故力んではダメなのか?そもそも力みとはなにか?がしっかり理解できている方は多くはないはずです。なのでなるべく分かりやすく力みと力む事によって何が起こるのか?を解説していこうと思います。

1.力みとは??


力みとは、ずばり不必要な筋肉の収縮です!そもそも身体を動かすには筋肉の収縮は不可欠です。肘を曲げるには上腕二頭筋の収縮が必要ですし、太ももを上げるにも色々な筋肉の収縮が必要になっています。ただ普段肘を曲げるときに、上腕二頭筋よ!縮め!!と思って曲げる方はいないと思います笑 試しに上腕二頭筋辺りに力を入れながら肘を曲げてみましょう。おそらくいつもより重く動きづらさを感じたと思います。
これが"力み"です
つまり普段肘を曲げるのに必要以上の筋肉の収縮を行うと動きにぎこちなさが生じるのです。
そしてこれも試して欲しいのですが、立った状態で歯を食いしばっていわゆるグッ!と力んでみましょう。いかがでしょうか?腹筋や大胸筋肉、太ももの前側の筋肉に力が入った感覚になった人が多いと思います。そして力んでる最中はちょっと背中が丸まり、軽く猫背になったのではないでしょうか?そして疲れたと思います笑

まとめると、力む=不必要に筋肉を収縮させる事。そうすると動きがぎこちなくなる上に、姿勢も悪くなり、その状態でいると疲れやすくなる。
デメリットだらけですね笑 

2.どういう時に力んでしまうのか

ではどういう状況で人は力んでしまうのでしょうか?

ざっとあげていきます。

・緊張している時・痛みがある時・重さがわからない物を持つ時(特に重そうな物)・姿勢が悪い時・初めての事をする時・難しいと思っていることをする時etc・・・

こんな感じですかね!精神的な緊張が大いに関係していることがわかると思います。ちょっと注目してほしいのが重さがわからない物を持つ時・初めての事をする時・難しいと思っていることをする時です。要はどのくらい筋肉を収縮するのが正しいのかわからない場合、必要以上に収縮してしまい、ぎこちない動きになりやすいという事です。経験を積むとその動作に関して必要な筋肉の収縮がわかってくるので、力まなくなってきます。

これがいわゆる慣れであり、色々な動作の練習の必要性に繋がっていきます


ここからダンスの話になるので興味のない方は読み飛ばしていただいても大丈夫です笑

3.力みとダンスの関係性

僕はPOPというジャンルのダンスをメインでやっているのですが、このジャンルにはいわゆる力みが不可欠になっています。
何故ならばHITやストップというPOPをやるならば必須のテクニックが、筋肉の収縮が多いに関わっているからです。
POPというジャンルはダンスをしていないかたには伝わりづらいと思いますが、ロボットダンスと言うとなんとなくイメージはつくかなーと思います。
ロボットは人間ではありませんので、ぎこちなく硬く動いたりしますよね。ここであれっ?となった方がいると思いますが、力んだ状態の動きにとても似ています。ただ先ほども言ったとおり力んだ状態でずっと動いていると姿勢も悪くなりすぐ疲れてしまいますし、ダンスならではの全身が連動したスムーズな動きにはほど遠くなってしまいます。それではどうすれば良いのか?それは・・・・

力む箇所と力み度合いをコントロールすれば良いのです!!


???

と思う方と

わかる!!

となる方

両方いらっしゃると思いますが、そのまま話していきますね。
つまり意図的に狙った筋肉を力ませ、その力む強さもコントロールできれば、自由自在に身体を硬めたり滑らかに動かしたりできるのです。

ここからちょっとマニアックになっていきますよー笑

4.力みポイントちょこっと解説

どの筋肉を力ませるとどの関節が固まるのか?どういう動きが制御されるのかを何個か書いていきます。

まずはこちら

前鋸筋

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脇の下にある筋肉で、肋骨から肩甲骨を繋いでいる筋肉なので、この前鋸筋を力ませると肩の関節に制御がかかります。肩の関節を制御する事によって上腕、つまり肩から肘までの動きがコントロールしやすくなります

次はこちら
広背筋

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広背筋は背中の一番大きい筋肉です。この筋肉は上腕から背骨、骨盤まで繋いでいるので、広背筋を硬めると肩関節の制御と上半身と骨盤を連結する事ができます。力んでも綺麗な姿勢を維持するには必須な筋肉ですね。

次はこちら
大殿筋

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見ての通りお尻の筋肉です。ここ硬めると股関節の動きを制御されるので、脚のコントロールにはぴったりですね。

最後はこちら
前脛骨筋

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ここに力をいれると足首の関節の動きが制御されるので、ロボット系のかなり硬い動きをしたいときにオススメですね。

これだけでは無いですが、上記の筋肉を一つ力ませたり、二つ力ませたり、緩ませたりする事で質感を変えたり、スムーズに動かす事が可能になります。

ふーーー

話がまとまらなくてすみません笑
後半はダンスをしてる方向けの話でした。

たまにはこんな文章も良いでしょう!

それではまた!!

私が実際に猫背を直した方法はこちら

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