見出し画像

登山:「八ヶ岳(赤岳、中岳)」2022/10/1 ※公共交通機関のみ

久しぶりに本格的な登山。2~3年前から計画は何度かしていたが、日程が合わず先延ばしに。今年も入笠高原に行った日は翌日登山の計画があったが、台風直撃の予報でキャンセルにしていた。

その後も天候が合わず数回の変更。最終的に全て公共交通機関を活用する計画に熟成された^^。そしていよいよ最高の秋晴れが期待できる週末に決定し、金曜日の仕事を途中で打ち切り、新宿から高速バスに飛び乗り。中央道原で下車し、迷いながら原村の役場まで40分ほど徒歩。そこから村営バス(セロリン号の「通学通勤支援便」200円^^)に乗車し、ペンション街に。

宿泊したペンションのオーナーはとても良さそうな人で、今でこそ普通のリモートワークを長年県内でしてきて、原村が気に入ってペンションを立てたそう。もうすぐ静岡に移住して、後継者そのペンションを譲るとのこと。

翌朝は完璧な天候を予想させるオリオン座が西の空に綺麗だ。このペンションを選択したのは美濃戸口まで送ってくれるから。これは一人旅で、車もなく運転が得意とは言えない私には大変ありがたい。下山後の運転や、駐車場の心配もあるので。歩いても50分くらいだが、今回は長距離なので、体力の節約にもなる。それにエコでもある。

美濃戸口には登山の拠点となる八ヶ岳山荘があり、24時間営業している模様。1個100円で荷物を預けられるので、公共交通機関利用の登山客にも優しくて素晴らしい!対応も街の普通の店舗よりも良いくらい。私は入らなかったが、そこそこ広い浴場もあったりする。

こういう場所では上から目線の山小屋は多いが、旅の印象を左右することが判ってないのか。最近行った山では瑞牆山荘は偉そうだったな。自然の力を拝借している身分で、どういう感覚なんだろう。

美濃戸口を5:20に出発。赤岳山荘に50分弱で到着。ここまでは車で来れる。道も昔より良くなっている様子で、車高が極端に低い車でなければ問題ない。6:00頃は近くの駐車場はほとんど空いてなさそうで、ハイシーズンはさらに競争が厳しそうだ。

駐車場には有料トイレがあり、衆人監視の目立つ場所に料金箱があるので^^、入れずに済ますことはできない。よくできたビジネスだなと感心。無人化はビジネスの基本でしょう。実はここより上の美濃戸山荘の有料トイレの方が良いのだが。

6:20に美濃戸登山口を抜けて、南沢に架かる渡り橋を何度も行き来して1時間40分。朝日の差す林や、苔びっしりの岩を見ながら歩くのはマインドフルネスな感じ。

画像1

8:00に行者(ぎょうじゃ)小屋へ。ここが今回の旅で一番寒かった場所。ちょと防寒を甘く見たかな、というくらい寒かった。ストックを組み立てるが、あまりに冷たくて時間がかかる。ここからが本番。景色が良くなってくる。赤岳、中岳、阿弥陀岳の光景が素晴らしい。

画像2

登りは傾斜がきつく、前方のパーティーで小さな落石があったり、梯子を上る必要があったりして少し危ない。このあたりはストック持つべきでなかった。1時間弱で地蔵の頭に到着。目的の赤岳方面と反対側に横岳。富士山も見える。

画像3

画像4

そこからしばらくしての赤岳山頂直下は結構な傾斜で、山頂にちょうど10時に到着。美濃戸口から4時間20分。

快晴無風。しかしものすごいパノラマだな。。車があれば3時間半で登れるのだから、人気があるのもよくわかる。山頂には多くの登山客と軽装のトレイラーが。

画像5

画像7

体力にまだ余裕があり、中岳、阿弥陀岳を目指しつつ下山。だか、中岳に11:10頃到着したときは結構疲れていて、阿弥陀岳経由で美濃戸口に戻ることはあきらめて、行者小屋経由で下山することを選択。権現岳や富士山の眺望が大変綺麗だが。

画像6

中岳のコルでストックを組み立て、後はゆるゆると下山。3時間30分かけて14:45美濃戸口に到着。下りはコースタイム通りくらいで、少なくとも自分は健脚ではないということを再認識した。

美濃戸口で荷物を受け取り、路線バス(1,000円)を待つ。ここで食べた山菜そばやアイスクリームは疲れた体に染み渡る。。おいしい食事をたべるのではなく、食事をおいしく食べるということなのだろう。

路線バスはほとんど乗客がいなくて、廃止にならないか心配。茅野駅に戻り、あずさで新宿到着20:10。前日現地泊では体力的にも今回くらいがギリギリといったところで、無事に落し物も忘れ物なく帰れて良かった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?