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これでいいのか?GIGAスクール構想、、、(99日目)

本日はトップネットの授業研修会にOBとして参加させてもらいました。

毎年、教職を目指す大学生の授業を見させてもらうのは、刺激的ですし非常に多くの学びがあります。

今回参加させてもらっての率直な感想は、

「あれ、これまでよりも格段と授業のレベル落ちてない、、、?」

でした。

というのも、全員がICTを利用している(パワポを表示しているだけ)のですが、そこに捉われすぎていて他の大事にすべき点が欠け落ちてしまっているような印象を受けました。

何のためのICTか

スマホとアイコン

ICTツールを利用すれば、学習効果は格段にアップします。

しかし、こちらの記事にもまとめてきましたが、ICTというものは使い方次第で、授業の質を悪くもします。

授業者の多くは、このICTを利用している授業というよりかは、その本質を見失いICTに使わされている授業をしているように感じました。

そもそもICTは、授業の中での「あれがすぐにできたらいいのに」とか「ここをこうできたらもっと活性化するのに」と言ったように、すでにあるべき課題を克服するためにあるものだと、私は考えています。

そのため、「学内整備したので積極的に利用してください」なんて管理職の言い分は、ちゃんちゃらおかしいと思いますし、そもそも大学教員でICTの使い方を、存分に教えられている先生は相当少ないと感じています。

対話と応答をとことん削いだ授業

勉強中 寝る 女性


そして、ICTを使うことだけに捉われた結果、大学生が作る授業は本当にひどいものでした。

対話も応答もない。

その模擬授業からは、生徒の姿はおろか、先生の姿すら見えませんでした。

これが整備することだけに注力した、GIGAスクール構想のなりの果てかと思うと、ただただ悲しかったです。

求められる学びの場と学ぶ姿勢

パソコンと女性


この現状を打破するためにはまず、ICTを学ぶ場が必要です。

現状、学校内に学べる場は少ないと思います。

各学校に数名いる、ICTに長けた教員の授業を見て学ぶ以外にありません。

ただ、それも科目が異なるとICTの使い方も大きく変わりますので、非常に難しいものがあります。

なので、学外に目を向けて学んでいく必要があります。

さらに、先程記載した通り、すでにあるべき課題を克服するためのICTの使い方を覚えるためには、まず現状把握をする必要があります。

それは、ICTの使い方云々前の授業の本質を見定め、スタイルを確立していく過程になります。

そのためには、教員自身が授業というものを学び続けていく必要があるのです。

私の運営しているGEGYokosukaでは、ICTツールの利用法や実践を、オンラインやオフラインで遊びながら学ぶ場を設けています。

そして、GEGYokosukaに限らず、今の時代山ほど学ぶ場はあります

学びに溢れている現代だからこそ、学外へと目を向け、ICTの本当の使い方を学んでいく必要があるのではないでしょうか?


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