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『ショーシャンクの空に』を見て vol.129

我が家のコンロは1箇所だけなので、料理をするのも1品ずつ。

たくさんの種類を作るときにはちょっと時間がかかります。

今日はそんな料理のお供に、最近加入してNetflixで「ショーシャンクの空に」を見ました。

実は私は、そこまで映画好きではないので、滅多なことがないと映画を見ません。

今日は本当にたまたまこの映画が頭にふとよぎったので、見ることにしました。

中身は全く知りませんが、有名な映画であることは知っていました。

あらすじはあえてここでは記載しませんが、私自身の感じたこと思ったことを記していきたいと思います。

権力に抗うために持ち続けるは希望と友

刑務所

主人公のアンディは無実の罪(冤罪)で刑務所に入れられてしまいます。

当然、その不当な扱いに最初は苦悩しますが、徐々に仲間と打ち解けて自分の地位を確立していく姿が印象的でした。

この映画で描かれる刑務所は、実に機械的です。

本来の刑務所がどのようなものかということは全くもって知りませんが、学校に近いものを感じたのも事実です。

刑務官の言うことは絶対。

囚人の言うことが正しく、刑務官が間違っていようと関係ありません。

刑務官の言うことが絶対正義で、正解になるからです。

そんな絶望の中でも、ただただ自分の希望に向かってアンディは毎日コツコツと脱獄の準備を進めていました。

それは自分の希望を実現すると言う、強い執念とかけがえのない友がいたからでしょう。

どんなに自分の信念や希望を持っていたとしても、それは一人だけでも必ず打ち砕かれてしまいます。

不器用だとしても、友のために働き仲間を信頼する。

そして、その仲間がいるからこそ自分の信念を貫き通すことができるのです。

他者との違い、そして同じところがあるからこそ、自分を客観的に見て信じることができるのです。

ゴールは近づいてはこない、目指し続ける。

太陽

アンディは実に10年近くもの年月を、黙々と脱獄に向けて必死に計画し、遂行し続けます。

一つの大きな大きな絶対的な目標がありました。

自分の今置かれている現状に、不満や絶望を感じようともそれをやめることはありませんでした。

自分はどうだろうか?

現状の学校の姿勢や体勢に不満や不安を感じつつ、「変えたい」と言ってもどう変えようとしているのか、自分でも迷走している部分があります。

具体的な目標を定めていないと言う部分や、学校というシステムに失望してしまっているからかもしれません。

でもそんな気持ちも吹き飛ばすくらいの衝撃を受けました。

確かに教育のあり方を変えていくのには、ものすごい時間と労力が必要かもしれません。

しかし、具体的に自分の中で定めてはどうだろうか。

そう考えると、やはり私は学校を建てたいんだなと感じています。

当然、目の前の生徒に全力を注ぎ、一人でも人生を変えることができたのであれば、その生徒の先にいる人の人生までも変えていく大きな偉業になります。

しかし、多くの人は環境が変わればその環境に合わせてしまいます。

せっかく芽を出し始めていた最高の個性も、成長するに従って変化していってしまうかもしれません。

当然、私の思い描く理想の学校が多くなれば、そのような学校を建てる必要もないのかもしれませんが、まだまだ数は足りません。

それどころか、見つけることの方が大変なのかもしれません。

だからこそ、幼少期から高校までの一貫した流れのある学校が必要で、そんな場所で働きたいのだと思います。

映画ってすごい

映画

これまで、娯楽としてしか向き合ってこなかった映画ですが、改めて見て感じたことを思い返してみると、映画の力は偉大だと思いました。

単なる娯楽に止めることはできません。

時間のかかる最高の人生における娯楽であると同時に、自己理解、視野の拡充、感情の起伏を感じることができました。

今では、NetflixにAmazonプライム、他にも多くのツールがあります。

映画はどこでも手軽に、いつでも見ることができます。

この歳になって、また一つ趣味が増えたかもしれません笑。


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