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視点は増やせる、変えられる、深められる vol.213

心眼力改め慧眼力を鍛えています。

心眼とは、物事の大事な点を見通す、鋭い心の働き。
慧眼とは、物事の本質や裏面を見抜く、すぐれた眼力。

どちらも大事な視点ではありますが、心眼力は意識をしていくものでどちらかというと誰にでも備わっており、それを生かすも殺すも自分次第です。

一方で慧眼力は鍛えていくものです。

物事の本質や裏面は意識をするだけでは見えてきません。

本質を見抜くためには構造を理解して、学ぶ必要があります。

まさしく今私が鍛えている慧眼力とはそれに当たります。

自分を俯瞰して観る

本質を見抜くためには、まず自分自身を俯瞰して観る必要があります。

私たちは常に思い込みの中で生きているからです。

自分で勝手に作り上げているルール、できないやれないという安全領域、熱良く残ってしまっています。

その思い込みに気づくのはかなり難しいことです。

そもそも、思い込みというものは

①当たり前すぎて、違っていると思っていない
②否定的な余地がないと思っている
③他の考え方がないと思っている
④気づかないうちに習慣になっていることにさえ気づいていない
⑤問題を問題と思っていなく、問う必要性さえ気づいていない

ことを言います。

自分一人の視点では気づけないからこその思い込みなのです。

多面的に物事を観る

ですから、多面的に物事を見ていく必要があります。

一つは視点の問題です。

今、直面している問題を解決しようと向き合う虫の目、それを俯瞰的に観る鳥の目、そして時系列で事象を捉える魚の目。

これらの視点を同時に駆使することで、普段ならあ気づけないような部分にも出会うことができるのです。

次につながりを観ることです。

類は友を呼ぶとはよく言ったもので、人は必ずその人につながる共通の性質を持っています。

それがなんなのかは、その相手としっかりと向き合わなければ分かりません。

例えば、それがいい加減な部分なのかもしれませんし、学びに貪欲な部分なのかもしれません。

そして、それらを紐解いていくと家族や家族との関係、職場での関係、趣味と言った芋づる式にその人のつむぎあげてきた人生に直結してくるのです。

これを見定めることができます。

最後に多面性と多様性です。

人は誰でも、このサッカーボールのようにあらゆる側面を持ち合わせています。

この5角形の部分には、家事や仕事、趣味、勉強と言ったふうにいろんな面があるのです。

そして、サッカーボールであれば全ての5角形が同じ大きさですが、人はそうではありません。

人によってそれぞれの5角形の大きさが異なるのです。

これが多様性です。

そして、それらの面を人と人とでどう重ね合わせるか。

もちろん面積の広いところ同士で重なれば、重なる部分も広く深い人間関係ができていくでしょう。

これが多面性です。

慧眼力とはまさにこれら全てを統合して捉えた力のことを言うのです。

Whyを極める

そして究極はWHYを突き詰めるにつきます。

なぜか??

これは、相手に対してだけでなく、自分に対してもです。

ここを深く見ていくことが本質に辿りつく道になるのです。

例えば、ダイエットしたいという人がいたとしましょう。

ダイエットしたい人はダイエットが目的でないことがほとんどなのです。

ダイエットしたい

痩せたい

かわいい服が着たい

認められたい

自信をつけたい

と言うように、多くの場合他の目的に辿り着きます。

だから、ダイエットしたいと言う人に対してダイエット法を教えても一過的な意味しか持ち得ないのです。

WHYを突き詰め、慧眼力を鍛える。

そうすれば、人生の本質、自分の生き方あり方をも見つめ続けることができます。

それは、自分の人生を輝かせる最高の術になるのです。

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