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不必要な苦労なんてクソ喰らえ vol.285

近年ICTもどんどんと発達して、さまざまな便利なツールが山ほど、いや、唸るほどに溢れています。

たとえば、私は大学時代に数時間かけて作成したパワーポイントの資料。

もう、データもなく記憶の中だけですが、デザインも見るに耐えない、アニメーションだらけ、素材も著作権が適当でした。

しかし、そうやって苦労して作成したスライド資料も今では、数秒で作成できてしまいます。

全部1分とかかっていません。

しかし、こういった便利ツールは意外と知られていないのです。

電波を立てている教員の耳にしか入ってこないのでしょう。

何とも勿体無い話です。

教育実習生ですと、仕事として利用する機会もないので知っている人は少ないです。

指導教官ガチャ

そして、これらのスキルを教育実習で学べるかどうかは、はっきりいって運です。

実習指導教官の当たり外れによります。

ですから、そこは割り切るしかありません。

しかし、自分の指導教官がハズレだったからといって、諦める必要はありません。

必ず、学校に一人はアンテナを張っている教員がいます。

もし、学校の中にいなければ、同じ教職の仲間に聞いてあたり教官がいるかどうか確認すればいいのです。

人生でたった1回きりの教育実習。

やりきらないのはもったい無いです。

スキルやテクニックを学ぶこと以上に、そういった先生のアンテナの張り方や、先生という職に対する姿勢を学びましょう。

苦労も必要、、、でもね?

ICTだけに関わらず、スキルのない教員のもとで実習をするとなると、おそらくその先生のやり方をとことん叩き込まれるか、もしくは放任されるかの2択になるでしょう。

そして、自分のやりたいことを実現できないままに終わる、もしくはスキルやツールを知らず断念せざるを得なくなる。

確かに、苦労の中で積み重ねた努力も時としていい経験になります。

私自身、教育実習の時には指導用のツール作成キットは使わずに、自分で問題や授業プリントを作成して、実習に挑んでいました。

それがあったから、問題をどのように解かせたいのかとか、そういった教材を作る上でのポイントが見えるようになりましたが、時間はたくさんかかりました。

何度も言いますが、短い教育実習期間です。

そういった部分で苦労をするのは、教員になってから山ほどできます。

教育実習において最も価値があるのは、体験です。

多くの体験をするためにも、使えるものは使い倒して時間を有意義に使う方がよっぽど記憶に残る実習になるでしょう。

指導教官と二人三脚で

ここまでであれば、完全に実習生の方を持っているだけで終わりですが、私は両方の立場を経験しました。

それもここ数年のうちにです。

ですので、反対側の意見もわかります。

正直、今の教員に実習生を持つゆとりなんてほとんどありません。

日々の業務にプラスαで面倒をみているのです。

しかも、同じ立場の人間や就職している新卒の面倒ならわかるものの、教育実習生と言ったらまだ社会人にもなっていない、超ペーペーです。

中には教員にはならないという人もいますし、、、。

指導教官にとってみれば、マイナスでしかありません笑。

では、実習生がどのようにしてそれを返せるのか。

それは、思いや熱意、信念や覚悟といったものです。

実習生が本気でなかったら、どこに指導教官が面倒を見る理由が生まれるのでしょうか。

だから、最終的にはやはりコミュニケーションです。

教育実習を人生の中でいい体験にするも、苦労だけの思い出にするもコミュニケーション次第。

二人三脚できっちりとお互い寄り添って乗り越えてください。

ちなみに、教員側から手を差し伸べてくれるのは、相当忙しい中でのことなので、ありがたいことと思って、できるだけ自ら時間をもらいにいきましょう笑。

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