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|夏越《なごし》の|大祓《おおはらい》

こんばんは。きむきむです。お元気様です。
さて、今日は1年の折り返し地点の6月30日です。

今日と言う日は全国各地の神社では夏越なごし大祓おおはらいという神事が行われました。

この大祓おおはらい私たちが日常生活において知らず知らずのうちに犯している罪や心身に受けたけがれを清々すがすがしくはらいい清めて、残り半年間の無病息災を祈願する行事だそうです。

最近、神社に行かれた方はご存知かもしれませんが、サムネイルのような大きな輪、が編み組まれていて、左から右、右から最後に左と八の字と左だけ二回くぐります。

ちょっと近所の神社で教えてもらった

くぐり」の由来

が素敵だったので共有したいと思います。

このと呼び名ですが、ちがやという草で編み込んだ輪で八の字にくぐります。

ちなみに、Wikipediaの|茅ちがやの説明によるとイネ科の植物で日の当たりの良い空き地に一面に生えるそうです。以前は食用だったそうです。
細い葉を一面に立てた群落を作り、白い穂を出したそうです。

Wikipedia「チガヤ」より

くぐり」の由来は

奈良時代初期(710年頃)に遡り、その時代に書かれた備後國風土記びんごのくにふどきに書かれた遠い神代の昔の話によるものだそうです。

素戔嗚尊スサノオノミコトが旅の途中で蘇民将来そみんしょうらい巨旦将来こたんしょうらいという兄弟に宿を求めたそうです。

裕福な弟である巨旦こたんは拒否しました。

一方、兄の蘇民そみんは貧しいながら厚く素戔嗚尊スサノオノミコトをもてなしたそうです。

素戔嗚尊スサノオノミコトはお礼に悪病退散の「茅の輪」の作り方を教え、小さな茅の輪をる巨旦こたんの腰につけさせたそうです。

すると蘇民一家はその年流行した悪疫から逃れることができました!

茅の輪くぐりの神事ははこの故事に因み、罪穢れや厄災やくさいはらい生命力を高める行事として、行われるようになったそうです。

困っている人がいたら手を差し伸べられたらるような人でいたいなと思います。お金の多寡も勿論大切かもしれませんが、人間としての度量は本当に大切だと感じます。

最後に、これを書いていて思い出したのですが竹野内豊さんが出演されて宣伝されている

タクシー配車サービス「GO」

の「GOする!雨の日」編ご覧になった事ありますか?

最近、都内の公共交通機関のCMで良く流れています。ご覧になったことが無い方はこちらにリンク貼りました。

一応動画を見ない方に要約をお伝えすると

雨の日に仕事で沢山の荷物を運ばなければならないのですが、タクシーが”回送”や”乗車拒否”で拾えません。
そこで後輩がGOのアプリを使ってタクシーで来るのですが、「お先です」と言って行ってしまう。

なんか意地悪で冷たいですよね。

こんな後輩の「今だけ、金だけ、自分だけ」みたいなCMを作ってはいけないと思います。大人も見るけど子供も見る。学校でも日本広告機構の宣伝だって困っている人がいたら助けましょうといったメッセージです。
こんなCMだと

「人は困っていても自分だけ徳しちゃえばいいや!」

というメッセージになるでしょう。

ある意味これこそ知らず知らずのうちに犯している罪や心身に受けたけがれなのかもしれません。スポンサー企業の皆さんも大祓いされた方が良いかもしれません。

ちなみにこのGO (アプリケーション)はDeNAのタクシー配車アプリ部門が独立した株式会社Mobility Technorogiesという会社が提供しいる様です。

ミッションは

「移動で人を幸せに」

ということで日本交通やトヨタ自動車、KDDI、ドコモ等も出資しているようです。

こんな日本を代表する会社が出資した会社のCMですからもっと、人々の心に灯を灯す、雨の日にはそっと傘を差しだしてくれるそんなCMにして欲しいと思ったりします。

最後は大きく脱線してしまいましたが、まあ6月30日と言っても厳密ではないので、7月ぐらいまでは「の輪」があると思います。
皆さんも行ってくぐってみては如何でしょうか?

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

いつもありがとうございます!

今日のサムネイルは私が神社で撮影したものです。
また次回の記事で会いましょう!

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