レッサーパンダの粘膜便症に関する新しい論文が発表されていました。
https://doi.org/10.1111/1749-4877.12813
この論文は、Abstract(要約)のみ無料公開されています。
対象となっているレッサーパンダは、飼育下の個体及び、半野生下(semi-free)の個体で、正常な糞便と粘膜質の糞便を採取しゲノム解析しています。解析により、腸内細菌の種類を特定することで、病原性細菌の特定と、細菌の代謝物の影響を考察しています。いかんせん、要約しか読めていないため、調査対象のレッサーパンダ数や調査期間は不明です。以下に、Abstractに記された結果を紹介します。
要約だけしか読んでいないので、詳細は不明ですが、粘膜便症を引き起こす原因が示唆されたのは初めてではないでしょうか。また、半野性下のレッサーパンダが腸内細菌の多様性を示したことは、もしかするとレッサーパンダの食事の大半が竹由来であることに疑問を投げている可能性もありますね。