初めてWindows95を使った頃
スペインタイルを輸入する会社で働いていたころ、スペインとのやりとりはFAXからWindows95の入ったパソコンに切り替わりました。インターネットの事がわからないと困ると思い、横浜駅の近くにあるドスパラと言うパソコンショップで、富士通のFMVを購入し持って帰りました。今ならデスクトップのパソコンを持ち帰るような疲れる事はしないです。
当時のインターネットはシンプルで今のような動画サイトはありませんでした。Eメールで海外に瞬時にメールを送信できることが、革新的に感じられました。掲示板の走りのような英文のニュースグループがあり、life in Japanと言うグループでは、日本で暮らしている外国人が日々の暮らしで感じたことを投稿していました。私が、東京で働くOLの生活と言った内容の投稿をすると、何人かの外国人から感想が返ってきました。
掲示板上でやりとりをしたアメリカ人とお会いする機会がありました。彼は都内の弁護士事務所で数年の契約で働いていました。私がワシントンに旅行する機会があったとき、私の方からは何も頼まなかったのですが、彼がワシントンにいるガールフレンドの家に泊まれるように手配をしてくれました。
アメリカに旅行しようと思ったのは、スペインタイルの会社が倒産したためでした。旅行に行けるような時間ができたので、景気の良いアメリカを見てこようと思いました。4都市を周遊できる航空券が安かったので、利用しました。
その航空券で、ロサンゼルス(カボス ベルデスの友人宅に滞在)、カンクン、ワシントン、ボストンに行きました。ロサンゼルスの友人宅では、パソコンで日本のニュースがよくわかるようでした。
ワシントンで滞在した場所は、黒人の人が沢山暮らしている丘の上にある街でした。(アメリカ人の友人のガールフレンドは、黒人です。)見知らぬ外国人に無償で泊まる場所を提供してくれるのは、有難いことでした。
初めてインターネットを使い始めた頃、「インターネットは空っぽの洞窟」と言う本が世界的なベストセラーになっていました。購入して読みましたが、内容は忘れていました。でも書かれている根本的な内容は、現代でもあまり変わりがないのではと思います。
当時は、フィルムのカメラからデジタルカメラに以降する時期でした。私が買ったデジタルカメラの画素数は、100万画素しかなかったのですが、自分の撮った写真をカメラ屋さんで現像してもらわなくても、見ることができるは、画期的な事でした。でも銀塩カメラ(デジタルカメラ以前のカメラ)はフィルムをカメラ屋さんに持参して現像してもらったため、撮った写真は、そのまま残ります。
今はデジタルカメラも使わなくなり、スマホで写真を撮るだけになりましたが、撮った写真を印刷する習慣がないので、大事な写真を紛失してしまうことがあります。私は何度かパソコンの調子が悪くなり、買い換えましたが、バックアップを取っていなかった写真は、皆なくなってしまいました。
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