真面目系クズと『エリート』作:Chinozo の話
『エリート』
『グッバイ宣言』のCHINOZOさんの曲です。
シニカルな歌詞で、中途半端に頭がいいせいでプライドばかりデカくなった、所謂『真面目系クズ』と呼ばれる僕のような人間にぶっささる曲です。
特にサビ
飛び抜けようと突飛なことをする坊っちゃん・嬢ちゃんを狙い撃ちします。
真面目系クズは悪事が許される幼少期に悪事をしてこなかったばっかりに、成長してから限度を知らないまま悪事をはたらいて人様に多大な迷惑を掛ける特徴があります。やんちゃだった人のほうが悪事チキンレースの止め所を知っている的な話ですね。
「いい子」でいたがために大切ななにかを得るタイミングを失ってしまった哀れな存在。
現代はそういう人が少なくないと思います。表面を取り繕って、中身が腐っていく。腐食が外に出た頃にはもう手遅れ。
その腐りを、僕は創作に転移させてなんとか人の形を保っています。
よく僕の周りでは作品を「自分の排泄物」と表現している人がいますが、言い得て妙ですね。排泄物でも使い方を見極めれば畑の肥やしになる。大変失礼ですが、『エリート』もまた他の人間の肥やしとしてルサンチマンが昇華されたひとつの形だと思います。
これからも快便を目指して頑張っていきます。
他人の作った作品が入っているので深くは言及しませんが、こちらも是非お手にとってください。
以上です。
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