漆喰DIY🏡　プロの塗りは美しく、素人の塗りもそれなりに　

2023年6月6日 07:37

昔の写ルンですのＣＭ。
「美しいひとはより美しく、そうでない人もそれなりに」
ってのがありました。
ＤＩＹもそうなんです。
「それなりに」でよけりゃ何でもできる。
なにせ、対象は自分家。
よそ様に見せるわけでなし、自分が納得できりゃそれでいい。

壁を漆喰で塗っていきます。
ロハスウォールのDIY教室にあわてて通い、とにかく「行ったぞ」というだけでDIY教室参加特典の「道具一式レンタル」をGETし、塗り始めました。
本当はプロに塗って欲しかった。

断言できます。
ロハスウォールのDIY教室参加者のうち、５本の指に入るくらい私の塗りは大雑把。

000.お伺い・・我が家の壁塗れますか？

人が来る。
その前に人に見える部分（キッチンリビング・玄関・廊下・階段）を綺麗にしたい！
漆喰メーカーロハスウォールにお伺い。
「家の壁は塗れる壁ですか？」

10/3　お伺い。
10月末までには仕上げたい。
ロハスウォールは施工もやってくれるところなので
「大丈夫、当社で塗りますよ」
という言葉を期待していたが、「やる」というセリフは一言も出ず、
「スケジュール的に大変でしょうが、キッチンリビングだけでしたら頑張ればできますよ」
とDIY教室を案内された。
・・自分で塗らなきゃダメか・・

00.DIY教室参加・・行ってみた

10/5　DIY教室参加
といっても急遽、私一人のために時間をさいての開催です。
インストラクターさんは「大丈夫、大丈夫」と言いながら目は心配そう。
DIY教室参加特典の道具一式レンタルをＧＥＴ。
鏝（コテ）、鏝板をはじめ、壁を照らす投光器に保護メガネ、脚立にミキサーまで全部借りた。（なんと１年ほど貸してくれるという）

0.家具の移動・・片づけ、移動が大仕事

住みながらの壁塗りはこれが大変、大仕事。
漆喰を塗ろうと思ったきっかけもここでした。
「家具の移動は壁紙貼りでも壁塗りでも大変なのは一緒。
　いつかは自然なものに囲まれた暮らしがしたい、というならやるのは今でしょ。
塗っちゃえ！」

1.壁紙剥がし・・始めます

10/3　壁紙をビリっと剥がす。
もう元には戻れない。
やり終えるしかない！
キッチンの壁にカビがきていたので壁紙剥がし。
ほかの廊下や階段は壁紙の上から塗れそうだけど、キッチンはNG.
この一部のカビのためにキッチン・リビング、壁から天井まですべての壁紙を剝がします。
裏紙まで剥がします。

霧吹きで水を吹きかけてひたすら剥がす。
指紋も剥がれてスマホの生態認証が使えない・・

2.養生・・養生８割！

はい、マニュアルにも書かれていました「養生８割」
YouTube動画もたくさん見ました「養生８割」
やり始めてから、そして終わって、養生テープを剥がすときにわかりました。「養生８割」
マスキングテープ・コロナテープ・ブルーシート、段ボールで養生をしていきます。いわれたとおりにやったつもり、が「つもり」であったことは塗り始めてわかりました。

養生が途中で動く、破ける。
塗り終わって養生を剥がしたらテープと一緒に漆喰もとれて補修、補修。
養生８割
終わってから理解できました。

3.灰汁止め・・ガード―シーラーを塗ります

昭和の末に建築の我が家。
かろうじて新建築基準に適合しているだけの築古物件。
壁、汚れています。
壁紙剥がして漆喰を塗ったときに下地から汚れが浮き出てこないように灰汁止めにガードシーラーを塗ります。
ローラーで一気にヌリヌリヌリ。
一度ヌリでは不安で重ねて２回目ヌリヌリヌリ。
天井はやっぱり不安で３回目ヌリヌリヌリ。
素人です。
はじめてです。
やりすぎでもやらないよりいいじゃない。

4.下塗り・・下塗り漆喰を塗ります

ここでようやく漆喰塗りの始まり。
専用の下塗り漆喰を塗ることで上塗りの乾く速度を調節してきれいに仕上がるとのこと。値段も下塗りは上塗りの約半額。
これで練習しましょう。（DIY教室の内容はもうすっかり抜けています）
漆喰をタンクに移してミキサーで滑らかになるまで攪拌。
ロハスウォールの漆喰は開けるとすぐに塗れるように調整されているものだけど、攪拌して柔らかさを調整した方がより滑らかに塗れる、と教えられました。
教えられたとおりに攪拌します。
あれ、固さはどのくらいだったっけ？
これが教室で実物を見て触れて習ってくるところだったのに・・
忘れました。
多分ホットケーキくらいの固さ？。
とにかく塗ります。
（ホントはもっとゆるいパンケーキの固さでした）

乾かします。

天井がフラットに塗れていない。
下地が平だと上塗りが楽になるそう。
２回目下塗りをします。（素人ですから）

5.上塗り・・角が胆（キモ）でした

下塗りが乾いてから、凸凹しているところを修復して上塗りです。
頑張って塗ります。
ぽてぽて、漆喰を落としながら。
素人です、とても上手とは言い難く、失敗する量の見積もりが甘かった。
計算通りには塗れません。
分厚くなります、落としもします。
予定量で足りなくなり、壁１面分が不足して買い足しました。

ひたすら塗ります。
頬をスリスリしたいような滑らかな壁が好みなのですが、素人に滑らかは難しい。
模様をつけてごまかします。
どんな模様に仕上げようか、遊びます。
スポンジを使ったり、箒を使ったり、鏝跡をわざとつけたり、ウェーブをつけたり、扇にしたり、、
遊びます。
壁紙を剥がして石こうボードの紙も剥がれて、天井ぼこぼこだったので模様をつけてごまかします。
（模様の凹凸があることで表面積が増え吸着効果が増します。
　特に天井は臭いがこもるので凸凹がある方がいい、と考えた）

壁塗りを楽しんだ後、出来上がりを見れば・・
実は角が胆（キモ）でした。
出来上がりの美しさは角でわかる。

6.掃除・・掃除１割？

養生を剥がして掃除をして家具を戻して・・掃除１割？

養生８割、掃除１割なら塗りはたったの１割？！
塗りは楽しかったです。
塗りだけは、楽しかったです。

漆喰、珪藻土など、塗り壁のDIYをためらっている方。
DIYに占める部分で塗るところなんてわずかです、やってみましょう。
道具？・・借りればいいんです、貸してくれます。

後日談・・素人DIYの強み

10/3　に壁紙をべりッと剥がしてからキッチン・リビングを塗り終わるまで23日。
素人には素人の、DIYにはDIYの良さがある、と自画自賛

他人に家の中を見られずにすむ（片付いていなくても平気）
夜な夜な作業できる（毎晩８時から12時までの作業。労基無視）
途中で変更可能（コンセントの位置を変えたいとか思い付きで変更）
分厚くなる（多孔性の吸着性能を活かすなら分厚い方がいいはず）
気分で柄をつけれる（思い付きで柄入れました）
補修方法がわかる（汚れたら削って上塗り）
お絵描きできる（別の部屋はお絵描きルームになっています）

急な来客に慌てて壁を綺麗にすることになり、
何となく自然なものがいいと漆喰をマークしていて、
出会った漆喰メーカーが自然素材100％のメーカーであり、
DIYのやり方を教えてくれて、
道具を貸してくれて、
塗っている最中も画像を通じながら色々と教えてもらえて、っと。
色々の偶然が重なって漆喰DIYをすることになりました。
まだ進行中の部分もあるので、住んでみての感想はまた、後日

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