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カタツムリ🐌コロの寂しい産卵

カタツムリ🐌 たくさんいます。飼ってます。
今まで一度も名前をつけたことはありません。
個体の識別がしにくい、というより、名札をつけてないと誰がどれだか覚えていられないから。(人間に対しても申し訳ないけど似たようなもので、みんなでっかく名札・ゼッケンをつけていて欲しい。あれあれあの人、とわかるのだけど名前が出てこない)
カタツムリ🐌に名札はつけれませんものねぇ。

この度初めて名前をつけました。
それはこの子、コロちゃんが卵を産んだから。

実はこの2匹(コロちゃんとマルちゃんと名付けた)は特別に飼っていました。

私が初めて見た交尾をしている2匹だったのです。

2022.10.26 初めて交尾しているカタツムリを見ました。
ピッタリくっついているので管は見えないのですが、これこそ交尾だ、と感動。
この後、雌雄同体のカタツムリは両方が産卵するはず、と思った私は「何匹もごちゃごちゃで飼っていたらどの子が産んだのかわからない。そうだ、1匹ずつ飼おう」と、それぞれ個別のケースに移しました。
以降この2匹はワンルームでの飼育になります。

他のカタツムリは集団飼育。
それぞれに交尾をして、春になれば産卵していきました。

産卵された卵

ところがこの2匹、4月になっても、5月になっても、6月になっても産卵しません。
交尾と思ったのは私の見間違い?
1回の交尾では確実に産卵はできないの?

まあ、そんな具合で半放置の状態で一人暮らしをしていた2匹。
他の集団飼育のカタツムリと違って、食べる量も少ないし、動きも少ない。
カタツムリといえど、ある程度の集団の方が居心地がいいのだろうか、
と思っていたある日、一人暮らしのうちの1匹が卵を産み始めました。

興奮

やっと産み始めたか、そっとしておこう。
2匹の違いがわかるように名前をつけよう。
産卵しているのがコロちゃん、していないのがマルちゃん。
(ウスカワマイマイがコロコロと丸っこいので安直なネーミングです)

いつものように産卵中は静かにしておき、産卵後にどれどれと確認します。

コロが産んだ卵4個

産まれたのはたったの4個。
今までの卵と違って少し歪な形で大きい。
これはもしかして自家受精?

自家受精(じかじゅせい)自分自身の精子と卵で受精すること

西浩孝著「カタツムリハンドブック」 文一総合出版より

カタツムリは雌雄同体で自分の中に精子と卵を持っている。
パートナーに出会えない時は自分の中の精子と卵で子孫を残す。
自家受精で産まれた卵の孵化率は低い。

友人が飼っていたカタツムリ。
長生きするように交尾をさせず1匹だけで飼っていた。
大事に大事に(ツムラさん)と名付けて飼っていて4年以上生き、
自家受精で卵を産んでしばらくして死んでしまった。

私の判断で一人暮らしをさせてしまい、自家受精で卵を産んだコロちゃん。
この後も一人暮らしをさせようか、マルちゃんと一緒にさせようか。
悩んでしまう。

カタツムリの一生は短い。

せめて、産んだ卵が無事に孵るよう、しっかりとお世話しよう。

コロちゃんの4つの卵

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