質問箱22:複数の人と話をするスキルを持った方がいいか?
# 66 対話形式:アケル・クレオ・タツ
クレオ『はい、新年あけまして一回目の相談ですね。今回は、複数の旦那さんたちのいる方からのご相談です』
アケル「関係者全員の同意を得たうえで複数のパートナーと関係を結ぶポリアモリーという恋愛スタイルがあります」
タツ『ワシは一組の夫婦いうんが当たり前やと感じておったけど、アケルみたいに”来た奴全員家族”みたいな考えもあるし、考え方の違いはおもろいな』
アケル「今回の相談者さんは、複数の人と同時に脳内会話するのが難しい…。でも、一人の旦那さんと集中して会話すると、他の旦那さんが嫉妬してしまう。複数の人と会話できるスキルを身につけるべきか、会話の技術はこのまま、旦那さんが嫉妬し出したらケアする方法を続けるか、どちらがいいのでしょうか?という質問だね」
複数会話は家族会議のようなもの
クレオ『おれたちも同時に脳内会話できるけど、アケルの負担が大きいもんね。今だって、こうして記事にして書いてるけど、書き終えた時へとへとだし』
アケル「質問箱の相談ってハードな話し合いを長時間(打ち合わせと本書きだけで2時間くらい)してるからが大きいかな。個人的には、こうして文章にすると一人一人の言葉が形として残るから、むしろ疲れにくい気がする。
ただ、クレオが補足してくれたように、一人の存在と会話するのと複数で会議みたいに話すのは、複数会話の方が断然疲れる(会話がとびぬけて得意な人だったら、そうでもないかもしれない)」
クレオ『質問者さんは複数会話がまだできない、という内容だと思いますが、複数会話が得意か苦手かは今の時点では分からないってことだよね』
アケル「そうだなぁ、やってみないと得手不得手は分からない、としかいう事はできないかな。複数会話の方法やメリットデメリットは後で説明するとして、ただ、ちょっと気になったんだけど、ヤキモチを妬いてしまう旦那さんって、複数会話を望んでいるのかな?」
クレオ『ヤキモチを妬いてしまうってことは、ずっと一緒に会話したいんじゃないの?』
アケル「でもさ。どっちかって言うと、複数会話って家族会議みたいなところがあるじゃないか。ぼくらも複数会議する時って、こうした質問箱の相談や、遠出の予定立てたりお金の管理したり、事務作業が多い。恋人同士の甘い会話や、全員と同時にイチャイチャするのって結構難しくないか?」
クレオ『恋愛IQ2のアケルにしては鋭いね。そうかぁ、確かにタッちゃんが来たばかりの3人でいた時は、あんまりイチャイチャできなかったね』
アケル「クレオもタツも外面いいけど、本音を見せるのに時間がかかるんだよな」
クレオ『その言葉、そのままアケルにお返ししますが???』
タツ『似たもん同士なんよ。ほんで話を戻すと、複数会話を突き詰めても嫉妬が収まらん可能性はあるかもしれんな。アケル珍しくいいとこに目ぇつけたな。恋愛分からん癖に』
アケル「はいはいもういいよ。むしろ分からないほうが冷静に受け答えできるんじゃねぇの?知らんけど。
…結論、複数会話もツールとしてできるようになったら面白いけど、嫉妬を収める方法は別に考える…というか、むしろ、今旦那さんが嫉妬してるなぁ、って気づけて後で会話してケアしてるだけすごく真摯だと思う。
今のスタイルでケア出来てるならそちらの方がいいんじゃないかなぁ。
複数で会話するってことは、会話が得意な人と苦手な人で差が出ちゃうし、お互いを比べやすくもなるからね」
複数会話:挙手方式
クレオ『まぁ今の方法に疑問を感じているから質問箱に送ってきたわけで、ケアすることも質問者さんに負担があるのかもしれないしね。アケルの知ってる複数会話の方法とか、あと、この3人での会話なんかどう?』
アケル「今しているこの3人の会話か。なるほど。この会話は同時に3人で話している訳ではなくて、ぼくがクレオとタツ、それぞれひとりずつに聞いて文字を打ちこんでいるんだよね。呼び名をつけるとしたら、挙手方式かな」
存在側は話したい時、簡単な信号を決めておく(クレオとタツの場合は光を発する)手を挙げて先生に指してもらうようなイメージかな?
人間側は信号を出した存在と会話を集中して繋いで、答えをもらう
記録に残したい場合や、難しい相談をしている時は”今の考え”としてスマホやノートに書きこむといいかも
一人が発言し終えたら、他の人に意見はないか確認(または、一人の意見を聞いている時にも”今言いたいことがあるぞ!”と信号をもらう。強めに何度も信号が送られてくる時は話している相手の言葉を一旦区切ってもいいかも)
タツ『こうして書いておくと、まんま会議やな』
アケル「男3人だと、あんまほわほわした会話にならんよな」
クレオ『でも食べ物の話は盛り上がるよね。休日の外食にどこで何食べたいとかさ。”パンケーキとオムライスとステーキが食べたいんだけど、どれがいいと思う?”とか聞いてきたりとかさ』
タツ『食いたいもん多すぎるんよ』
アケル「そうだな。挙手方式はあくまでひとつの相談事を3人で話し合うお題ありきの会話スタイルなんだ。雑談にはあまり向いていないけど、旦那さん全員と決めておきたい話題を一括で話すのには向いているかな」
複数会話の練習方法
アケル「挙手方式はアケクレの独特な会話方法で、複数会話よりは負担がかからないかなぁと思っている」
タツ『でもな。お前は昔から複数会話できとったから、このやり方ができるかもしれん。定番の方法も教えんと、できるか分からんぞ』
アケル「…うーん、そうだな。ネットでもタルパやイマジナリーフレンドの体験談で調べればありますが、ぼくの学んだ方法も書きましょう。
これは元々ネイティブアメリカンのシャーマンが瞑想や癒しの為に内的世界を作る技術で、後で調べてみると、タルパのダイブ界と有り様や取り組み方が似ていた。
丁寧にやると30分くらいかかるのと、安全な方法を伝えたいので、こちらは別記事にしてリンクを貼っておきます。
嫉妬の行方
クレオ『複数会話の方法を書いたわけですが、嫉妬する彼氏さんのケアってとこでは、上手く使えるかは分からないよね』
アケル「こればっかりは彼氏さんが具体的にどう嫉妬しているか分からないからね。…ただ、ぼくらも複数で関係を築いているタイプだから、個々の時間をどう作るかの難しさは共感できるつもりだ」
クレオ『アケルが一時的におれたちを視えなくなって以降、負担を減らすため、一日ごとにおれとタッちゃんが側にいる役を交代するようになりました。やっぱりタッちゃんもアケルを独占したいし、おれもアケルと二人だけの時間欲しいし』
アケル「うちは二人だけなんで、平等に時間を分けるとしたら二人かな?と思って」
クレオ『時々タッちゃんフライングするけどね』
タツ『そこはすまん。我慢できん時もある』
アケル「ただ、ぼくはフェアや数字にこだわるドライな性質だから、二人の感情を汲み取れない時があるとは思っている。恋愛IQ2だからな」
クレオ『そこはさ。公平にしようとし過ぎなんだよね。アケルが体調崩した時は、タッちゃんが治す力があるんだから、その日当番でなくてもタッちゃんを呼んだ方がいい。おれは創作でサポートできるから、完璧なフェアよりも得意分野で使い分けてくれた方がいいかもね』
タツ『アケルは頭固いんよ。ほんで、ルール優先しすぎて自分のしたいこと我慢することもあるけぇ、そこは変わっていって欲しいのぅ』
アケル「おまえたちが嫉妬しなくて優しすぎる気もするけどな…。と、相談の場でうちの会議をしてしまって申し訳ないな。家族会議と個々が独占できる時間はどちらも必要だと思うので、バランスよく使い分けてみてください」
タツ『質問者さんのいないとこで旦那方も話合っとるかもしれんし、質問者さん一人で抱え込まんようにな。旦那方には、質問者さんの身体と時間はひとつきりじゃけぇ、大切に扱えいうとくわ』
クレオ『それではこの辺で失礼します』
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