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クリニカルクエスチョンとリサーチクエスチョンの違いとは?

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臨床研究を行う際に,この①クリニカルクエスチョンと,②リサーチクエスチョンの整理が必要です.

クリニカルクエスチョンとは,臨床のなかで生じる疑問(臨床的疑問)のことであり,抽象的な疑問である内容です.

例えば,低歩行速度の脳卒中患者に対して歩行速度の向上を目的に,BWSTTと促通療法のどちらが効果的かについて考える際には,PICOを使用して定式化するとよいと言われています↓


例えば,P:低歩行速度の脳卒中患者に対して,I:BWSTTを実施したケースと,C:促通療法を実施したケースと比較して,O:歩行速度向上に違いがあるか?等の例があります.

※クリニカルクエスチョンの詳細は下記内容も参照ください.


リサーチクエスチョン(研究的疑問)は,クリニカルクエスチョンが研究を行う際の現実性や倫理面が具体的である疑問のことです.

クリニカルクエスチョンから,①PICOの定式化,②先行研究のレビュー,③新規性(わかっていることとわからないこと)の有無を把握した疑問がリサーチクエスチョンとなります.
※リサーチクエスチョンの詳細は下記内容も参照ください.


最終的には臨床研究に落とし込むために,何でアウトカムを示すのか?を明確にする必要があります.

クリニカルクエスチョンとリサーチクエスチョンについて,他サイトでも述べていますので,興味ある方はご覧ください↓

上記の「岩手県立大学看護学部」のページで,好ましくないリサーチクエスチョンをそのまま添付します.外せないポイントです↓

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補足ですが,クリニカルクエスチョン,リサーチクエスチョン等の研究用語を調べていて,
有難い情報が記載されているサイトは「理学療法士協会のEBPT用語集」でした↓

研究用語を五十音順に簡単に説明して頂いてます,有難い.

今後も研究用語の整理,研究手順の整理をしながらすすめたいと思います.


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