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開業予想シリーズ#3 北海道新幹線 札幌開業時のダイヤを予想してみた その1

こんにちは。なんちゃっ鉄です
今回は開業予想シリーズ第3弾として
北海道新幹線が札幌開業した時のダイヤを予想してみた
ということでやっていきたいと思います。

北海道は個人的に大好きな場所なので、
今回はいつにも増して気合を入れていきたいと思います!!

何回かにわけてお伝えする予定です。
最後までお付き合いいただけるとうれしいです!

目次

北海道新幹線概要 実は札幌で終わりではない!?
 
ルート・線形 海と山は新幹線にとって天敵

駅予定地 退避のできない棒線駅が多いわけ


表定速度 JR北海道にとって東京より大事な?区間とは
 
表定速度 青函トンネルと整備新幹線

表定速度 1分を絞り出すためにできること
 

予想本数 北海道新幹線の東京-札幌間は1日何往復でさばける?

予想本数 北海道新幹線の札幌開業が不要ではない理由

予想本数 北海道新幹線札幌開業で東京直通がなくなる?
 

予想運賃 JR北海道の命運を握る新規区間
 

最終評価値 遠くても下がってしまう評価値のワナ
 

予想ダイヤ 不死鳥のように復活するはくちょう 

おまけ 乾坤一擲、起死回生!?
    北海道新幹線はJR北海道にとっての救世主となり得るのか

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今回は第1弾の北陸新幹線敦賀開業、
そして第2弾のリニア中央新幹線新大阪開業の時のように
1日の下り線ダイヤを予想していくのですが
それにプラスして、
JR北海道の経営状況や開業した際の
運賃収入や利用者数なども予想していきたいと思います。


北海道新幹線概要 実は札幌で終わりではない!?


北海道新幹線は、昭和の中期からその構想がありました。

以下Wikipediaより抜粋

「1969年(昭和44年)に「新全国総合開発計画」が
閣議決定された。この中で主要開発事業の構想として
「鉄道については、青函トンネルの調査を早急に終了し、
建設を推進する。

また、青函トンネルを経て札幌に至る新幹線鉄道を
建設するとともに、(中略)新幹線鉄道を
札幌から道北まで延長して、
北海道縦貫新幹線鉄道として整備するとともに、
道央から道東に至る北海道横断新幹線鉄道の建設を図る。」
と現在の北海道新幹線に相当する新幹線鉄道を含む
いくつかの新幹線路線の建設構想が盛り込まれた。

1972年(昭和47年)6月29日に基本計画が決定、
7月3日に全幹法第5条第1項の規定による
「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」
(昭和47年運輸省告示第243号)により
北海道新幹線(青森市 - 札幌市)、
北陸新幹線(東京都 - 大阪市)、
九州新幹線(福岡市 - 鹿児島市)
の3路線の基本計画が告示された。

(中略)北海道新幹線(青森市 - 札幌市)は
最高設計速度260 km/h、
主要な経過地として「函館市附近、小樽市附近」
が示され、その他「北海道新幹線、
津軽海峡部において、
青函ずい道を津軽海峡線とを共用する。」
とされ、
同年11月15日には運輸省告示第466号により
北海道新幹線(札幌市 - 旭川市)を含む
12路線の基本計画が決定された。

以上抜粋


つまり、北海道新幹線は実は計画として、
札幌までではなく旭川まで存在しているのです。
実現するかはわかりませんが、
夢のある計画ですね!!

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ルート・線形 海と山は新幹線にとって天敵
 
 
東北・北海道新幹線は2020年現在、
東京から終点の新函館北斗駅まで
起点駅を除くと25駅存在しています。

札幌開業の際にはさらに5駅追加され、
新たに延びる約211kmの道のりを
約1時間かけて走破する予定です。

JR北海道が管轄する区間は
新青森から札幌までの8駅の区間になります。

早速そのルートを見て行きましょう。


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新規開業区間含む 北海道新幹線全線  Wikipediaより


以前に東北新幹線の時にも触れたように、
東北新幹線は東京を出発し青森県の八戸駅まで
おおむね一直線に線路が延びる、
とても線形の良い路線になります。

そこから90度西に折れ曲がり、
青森県の県都・新青森駅に向かいます。
その後津軽半島を北上し青函トンネルを渡って
北海道に上陸。線路は再び東に折れ、
新函館北斗駅を目指します。

2020年現在では線路は新函館北斗駅で
終わってしまっていますが、
札幌まで延伸すれば、
ここからさらに北上し、噴火湾を右に見て途中
新八雲・長万部・倶知安・新小樽を経て、
札幌駅まで至るルートになります。

八戸から札幌まではM の字の
上を左にしたような形をしています。
ε ですね。

新規開業区間を含めた、ルート効率最低区間は
やはり八戸-札幌間の64.4%でした。
東京-八戸間が93.7%という驚異的な線形の良さ
なので、一気に線形が悪化したことが際立ちます。

東京-札幌間のトータルで言うと、
80.4%とだいたい平均的な線形におさまったようです。


新幹線の線路が大回りをしているときは、
その原因はたいてい海か山です。

今回の大回り ε の原因は、
下の部分が陸奥湾と津軽海峡。
上の部分が内浦湾(噴火湾)と羊蹄山です。

八戸からはフェリーが苫小牧まで出ているので、
そちらに乗れば、線路のような大回りは回避できる
かもしれませんね。


また、新規開業区間はトンネル区間が
大半と言われています。

車窓は楽しめそうにないですが、
山が天敵といいながら、雪のことを考えると
これも有利に働きそうです。


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駅予定地 退避のできない棒線駅が多い理由


新しくできる駅ですが、
基本的には棒線駅と言われる
分岐器(ポイント)のない
2面2線の駅になる予定です。

ポイントがないので駅に来た列車が
そのまま発車か通過をしない限り、
同じ方向の次列車がやって来れません。

途中駅で唯一退避が可能なのは、
長万部駅になります。

長万部駅だけ2面4線になる予定ですが、
緩急接続するかどうか定かではありません。

私は緩急接続はしないと思っていますが
ダイヤによってはそういうことをする時期が
あるかもしれないですし、
そういう余地を残しているということでしょう。

長万部駅は新函館北斗-札幌間の
だいたい中間地点にあります。

その他の新駅は新八雲・倶知安・新小樽駅
については2面2線の棒線駅になる予定です。
終点の札幌駅でさえその予定です。

ポイント(分岐器)は、
雪や氷が挟まると動かなくなってしまい、
そうなると信号が青にならず、
列車が止まってしまいます。

それを防ぐために、雪国に限らず
さまざまな方法がとられています。


ポイント付近の線路を温める
ポイントヒーターだったり、
スプリンクラーによって雪を溶かしたり、
スノーシェルターによって
雪が積もらないようにしたり。

そのために、とにかく設備に費用が
かかってしまうものなのです。

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札幌駅はスペースの問題もあるでしょうが、
雪国北海道ですので出来るかぎり、
雪が積もってポイントが切り替わらなくなる
というリスクを抑えたい
ということもあるでしょう。

また、東海道新幹線のように
大量に退避が必要なダイヤではない。
ということもここから推察されます。

駅の構造からもダイヤを推測する
ヒントが得られるというわけですね。



その2につづく

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