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気づいたら1年経ってた話

1年前の今、無職だった。
たしか七月末で辞めて、離職票をもらうのに1か月以上かかった記憶がある。何だったんだあの会社…

この1年を振り返っても、全体的になんだかなあ、という感じだった。
去年の秋ごろは日払いの単発バイトやらテレアポのバイトやら、とにかくバイトに明け暮れつつハローワークに通っていた。
冬は就職が決まり、新しい組織に入ったけれど、一番偉い人とは面接時点で「絶対反りが合わないな」と感じ(実際合わないし)、「ガツガツ働きたくない」と思ってたのに死ぬほど働かされたし、ろくな説明もなくめちゃくちゃ重要な会議に出席させられ、「期待している」みたいなことを言うくせに、何一つ説明も理論的な解説もされないし、意見を言わせてももらえない、聞く耳も持ってもらえない。
そして春になり、突然言い渡される異動、異動。
「仕事」だからわたし個人の好き嫌いは関係ないとは思うが、にしてもあまりにもトップダウンすぎると感じることは多すぎる。

仕事のことを考えると不平不満しか出てこないのでやめよう、いい気分になんて絶対ならない。そもそも働きたくないのに働いているんだ。

私生活はどうだったろうか、と考えると、
楽しかったこともないではなかったが、やっぱり全体的に、新卒で入った会社で働いてた3,4年目くらいが一番「まだマシ」だったなあと過去を振り返ってしまう。
あの頃は、日々の仕事で疲れ切ってはいたけれどそれなりにちゃんとお金ももらい、好きな先輩や後輩もいて、遊びに行って、それなりに満たされていた気がする。
この1年振り返っても、楽しいことが全くなかったわけではないし、友達はいる。けれど、友達と会って「楽しい」、話して「楽しい」は一瞬の喜びで、全体で見ると「つらい」「しんどい」が勝ってしまう。

どうやったら、もっと楽に生きられるのかなあ。

いつもこういう話をすると「満足の最低ラインが高すぎる」だの「求めすぎ」だの言われるんだが、
「仕事ではやりがいも成長もいらないからお金だけほしい、私生活は一人でそれなりに楽しいからいい」
と思うことはそこまで求めすぎなんだろうか。金だけだぞ。

なんとなく、自分でわかっている「まだマシ」への結構重要なステップは、お金だと思う。
新卒で入社した時と比べて、あからさまに収入が落ちている。
まあ当時は今ほど残業量にうるさくなかった(うるさかったけど今より多少お目こぼしがあった程度)から、めちゃくちゃ働いてたし、サービス業だから22時以降も働いて深夜手当とかもがっつり貰っていたという状況も大きく影響はしているが。
2年前の新型コロナウイルスによる大混乱で、年々目減りしていた給料が信じられない額にまで落ちた。一週間のうち出勤したのは一日だけということもよくあったし、社会人になって生まれて初めて「定時退社」というものを経験した。
そこからはまあ、坂を転がり落ちるがごとく。
転職した会社はパワハラとモラハラとセクハラに溢れかえった、倫理観という言葉を知らないであろう人間の集まりで、無理すぎて1年で辞め、無職、で今。
今の仕事も別にめちゃくちゃやりたくてやったわけじゃない。
ものすごくお世話になったハローワークの担当者さんが「内定受諾したほうが、今後のためになる」とまじで苦渋の決断みたいな表情で勧めてくれたからだ。

かといって、また転職するのも現実味がない。二社続けて1年かそれ以下で辞めてるのはどう見ても体裁が悪いし、年収アップと言ったって、それに見合うだけのスキルがあるとは到底思えない。
結局、何をやってもダメな方向にしかいかない気がする。

この一年を振り返ってみようとしたけど、結局自分の人生ダメダメだという話にしかならなかった。
ダメなんだよな、気がかりなことがあるとどうしても暗い方にしか意識がいかない。
次の一年は、もう少し、もう少しだけでいいから、楽しいが持続できる生活になっているといいと思う。



ちなみに1年経っていたのは気づいたらnoteに書き始めてから1年経っていたということです。


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