いえながのやくそく vo.9
5月16日2020年
おはようございまっす!
もうすっかり朝型生活が板についてきました。
最初は4時に起きるのがキツかったけど、朝の時間はとても集中できて作業もはかどり、起きるのが楽しくなってきて今じゃ午前3時位でも
「あぁ、もうちょっと早く起きればよかった。」
と思うようになってきた天パです。
朝型生活がこのまま加速すると18時就寝、0時起床という「怪物くん」でいうドラキュラ的なサイクルになりそう。
今朝の川崎は雨。
なのでこの曲いってみまshow♪
Elis Regina & Tom Jobim - "Aguas de Março”
ブラジルの至宝二人がユーモアたっぷりに歌う
『Aguas de Março(邦題:三月の雨)』
合うわ〜〜〜♪
網戸の向こうから聞こえてくる雨音と、雨の匂いのする風と音楽のケミストリーが最高です。ジョビンの曲は雨も似合う。
ただし土砂降りじゃなくてゆるい雨で、空も真っ暗な雨雲じゃなくて、少し光があるうっすらな雨雲がいい。この曲も 雨の朝にきっと心地いい。
Nara Leão e Tom Jobim- Fotografia
いい曲だなぁ、ライブでやりたいな。
ジョビンといえばボサノバの生みの親と言われてますが、この人の作品群はほんとに名曲のゴールドラッシュ!
この曲も好きだけどまだやったことない曲。
Agua De Beber - Al Jarreau - Glow
邦題が『おいしい水』って初めて知った時、どんな歌詞かと思った。
調べると「生きるには水(ミルク)と同じくらい愛が必要」というような意味らしい。
そう、ジョビンとタッグを組んでいた作詞家ヴィニシウス・ジ・モライスは「愛」をテーマにした作品が多い。
ヴィニシウスのドキュメンタリー映画を観たことがあるけど、結婚を9回したり大酒呑みだったり、外交官であったり詩人であったり、面白い逸話だらけのボサノバレジェンドだった。
このヴィニシウスとジョビンの名コンビで『イパネマの娘』などヒット曲を連発。この名曲バブルで世界中にボサノバが流行します。
まさにボサノバ界の藤子不二雄的な二人ですが、次の曲も二人の作品。
João Gilberto & Stan Getz "O Grande Amor"
これも雨に合うわ〜、ってなんだか酒のつまみみたいになってきたけど。w
このくらいの落ち着いたトーンだと雨量が多くても大丈夫そう。(なにが大丈夫なのか)
この曲の邦題は「偉大なる愛」これもタイトルがきてる。
もし僕が自分で作った曲に「偉大なる愛」ってつけるとしたら結構勇気がいるなぁ。仲間にも冷やかされる覚悟もいるだろう。
ポルトガル語でいうニュアンスとは違うのかもしれない。
でも沁みるぜ、このメロディ。曲の雰囲気がなんとも大人っぽいんよねぇ。コスプレすると、その気になっちゃうようなもので、曲を演奏するとその気分が味わえるのが楽しい。自分の生活感にない世界も曲を演奏することで、その曲の世界観に浸ることができる。そういう意味でもジョビンの曲は自分の感覚になかった部分を刺激してくれるから好きだ。
JAZZミュージシャンもジョビンの曲をよく演奏するが、先に挙げたスタン・ゲッツのボサノバアルバムのヒットの影響もあるだろう。
ゲッツもいいがジョー・ヘンダーソンのボサノバカバーも好き。
この曲も名コンビによる作品ですね。
Joe Henderson - 『Once I Loved』
あぁ、カクテル飲みたくなってきた。w
そう、Sax Playerのボサノバの名盤はいろいろあったんだった。
次はキャノンボール・アダレイのアルバムから聴いてください。
このアルバムはめっちゃ聴いたしソロのコピーもやったなぁ。
ジョビンの曲ばかりでなく、同じボサノバでもFunky度数が高いセルジオ・メンデスの曲をピックアップしてるところがキャノンボールらしさ炸裂で、間違いない名盤!この曲は作詞もジョビンです。
Canonball Adderley - Corcovado
こうやって朝からずっとボサノバを聴いていると、なんだかもう夕暮れ時な気分になってきました。 なんでだろう、ボサノバを聴いていると安らぐのは、不思議だけどそういうものなんでしょう。
温泉みたいな感じですな。
温泉でボサノバを聴いてRelax効果倍増!そんな「ボサノバ温泉」ってなんだか面白いイベントになりそう、どこかの温泉地でやってみたいなぁ。w
さてさて、今週の家永吹産からはジョビンの『ONE NOTE SAMBA』の吹奏楽譜をリリースしました。
家永吹産 - 『ONE NOTE SAMBA』
この曲もよくJazzミュージシャンに取り上げられる曲で、数々の名演がありますね。僕が初めてこの曲を聞いたのは大阪の名トランペッター、奥田章三さんの演奏だったなぁ。
ONE NOTEでSWINGしていく様がかっこよくて、20年以上も前のことながらはっきり覚えている。
この曲をやるときにいつも意識しているのはこの時の印象かもしれない。
今回の吹奏楽アレンジは10人から15人の小編成でもばっちり楽しめるので、ジョビンの世界をエンジョイして頂きたいです。
ぜひ演奏してみてください♪
それではブラジルのファンキージェダイ、セルジオ・メンデスのバージョンでお聴きください。
Sergio Mendes & Brasil '66 - ONE NOTE SAMBA
あぁ、ほんとにブラジル行きたいな。
ブラジルへの旅って考えるだけでもわくわくする。
現地で聴くボサやサンバはどんなふうに聴こえるんだろう。
きっと今日とは違う風に聴こえるだろうな。
ではこの曲でお別れです。
また来週! 元気でお会いしましょ〜(妄想)
Esperanza Spalding y Gretchen Parlato: "Inutil Paisagem" (Jobim)
p.s
今回紹介した家永吹産アレンジの『ONE NOTE SAMBA』
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