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幻の長編映画 制作前雑記

2018年の公開イベント後、遂に次は長編だ!!と意気込んだ我々。長編を撮影するために、まずシナリオの作成に入ります。企画は監督の犬竹と役者の土屋士さん、そして我々に作家を紹介してくれていた山本陽将さんがシナリオを作成、長編ということでシナリオにも時間をかけ、2019年にシナリオを完成、そして撮影は2020年夏を予定し、準備を始めていました。そんな2020年1月、あれがやってきます。

そう、コロナです。

はじめは気楽に構えていましたが、だんだんと世の中がとんでもない方向に転がっていきます。自粛あり、世の中の映画館も閉館し、映像の制作現場も混乱、どう撮影していけばよいのか、大混乱でした
(マスク、フェイスガード、アクリル板が置かれるようになったのはいつだったでしょうか?)

もちろん、自主映画も撮影している場合ではなくなってきます。
とくに大きかったのはこの2つの問題

・撮影をする場所を借りることができない、スタジオも人数制限
  ⇒そもそも撮影の許可も下りない
シナリオに人との接触があるので撮影できない
  シナリオの変更が必要、ほぼ完成していたシナリオの書き直し

 2020年がもう大分昔に感じられますが、当時は室内の撮影場所を借りれない、借りれても人数制限ありな状態でした。
 また、役者同士が近づいたり、接触する内容は書きづらく、そういった描写がある場合にそれを撮影できるのか、というところで話し合いが行われました。
 そして、仕事の混乱。役者の方々は舞台がなくなったり、テレビが延期になったり、撮影スタッフも自宅待機になったりと生活に支障がある中での自主映画撮影は流石に厳しく、粘っては見ましたが夏前には長編撮影は一時凍結となりました・・・

長編残骸

長編制作の残骸・制作にITを絡めていこうと意気込んだ名残


当時はいままでの活動の経験を活かし、ITを活用した映画制作を行っておこうと考え、情報やファイルの共有もいろいろと準備をしていたのですがそれも生かせぬまま、凍結。まず仕事も大変でした。ちょうど転職仕立ての自分も新しい職場で急遽リモートだったり・・・

このころの状況を誰かまとめていないものでしょうかね、役者、製作者、配給など芸能、映像業界の人たちに当時のことをインタビューしていけたら面白いと思うんですよね。
ちなみに、このnoteを書いている今は2022年10月、やっとコロナが落ち着いてきています。(うわべだけかも)

そんな、2019年幻の長編映画制作でした。

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