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現実と仮想の中で生きるということをボードゲームカフェで考えた。

5月5日、日高に新しくボードゲームカフェがオープンしオープニングパーティーに行ってきました。
元々ターシャというレストランであった場所で新たにオープンしたボードゲームカフェ。
カフェのオーナーは日高で英語教室を経営しながら、NPO法人 Global Education Lab 高知(通称GEL)の理事でもあるMark。
長年の夢であったボードゲームカフェをとうとうオープンする事が出来たのです。

GELの活動の一部である、親子英語教室「Head Start English Lab」の0〜2歳親子のためのクラスを3月まで担当して頂いてましたがそこでも英語でたくさんのボードゲームを教えてもらってボードゲームの楽しさや、英語で行うことで英語に対する抵抗感や恥ずかしさを超えて楽しめるということを教わりました。

オープニングパーティーでのマークの挨拶の中に「ゲームはネットの中でもたくさん出来ます。でもそれは人間とソフトでのゲームであり、人間同士のコミュニケーションではありません。いくらオンラインゲームでもやっぱりそれは人間同士ではなく自分とネット媒体とのやりとりだと思います」という言葉がありました。
実際初めての方々とゲームを通じてあっという間に打ち解けて気がついたら2時間ぶっ通しでゲームをしていました。

ボードゲームは究極にすぐ出来る交流の手段
もし初めて会った方とパーティーで同じテーブルになった時、挨拶はできてもすぐに打ち解けて2時間の間ノンストップで会話できますか?
途中で気まずくなれば他に行って別の人と話をする羽目になっちゃいますよね?
「誰とでもどんな世代でも打ち解ける」、ボードゲームはそれを一瞬で叶えてくれます。
私たちのテーブルはおそらく20代〜50代後半までの年齢層で男女2人づつでした。
私がそのテーブルのゲームマスターでしたので以前やったことのある「人狼」というゲームをチョイスしました。チョイスしたカードで、人間vs人狼に分かれて最終的には人狼を見つけると言うゲームです。後半にお互いが質問をして人狼が誰かを当てるのです。お互いが嘘をついたり表情で見破ったりするので初対面と思えないくらいとても良い表情でどんどん話しかける事が出来ます。

お互いの顔を見る会話がオンラインゲームで出来るでしょうか?
覗き込むように相手の表情を見たり、リアクションに大笑いしたり。生身で存在しなければ得られない時間です。
オンラインゲームやLINEではチャットのように話す事が出来ても書かれた文字に感情はでません。話すように書いてもニュアンスで不快になることもあります。
リアルであれば言った言葉の反応を表情で汲み取る事ができるので取り返しのつかないところまで気持ちがこじれることは少ないと思います。

子ども達なら尚更です。相手の気持ちを考えずに書き言葉で感情をぶつけたら取り返しのつかない事が起こっても不思議ではないでしょう。
今回のパーティーで、ネットとリアルをいかに上手に使えるように子ども達に分かって貰えば良いのか、本当に真剣に考えなくては、と思いました。

でも携帯もPCももう生活の一部
中学校ではiPadを使った授業もどんどん入ってきます。とっても便利だし使いこなすことは必要だと思います。
私だってこうやってネットを使って自分の考えを多くの人に知ってもらうために発信しています。瞬時に情報をキャッチする、多くの情報を得る、大勢に向けて発信する、これは今までの生活では出来得なかったことです。
でも本を読んだり、グループラーニングで大きな紙の上でたくさん書き込んで相手を見ながら意見を交わすことも必要です。ひいてはそれがグローバル社会に出てから自己表現、相手の感情の汲み取りに役立ってくると思います。
ネットからの一方的な情報の享受ではないセオリーのない人言関係でたくさん学んで欲しい。そう思います。

グローバルな中のローカル。
大きな世界を見ることも自分の目の前や足元を見る事も、ネットを駆使する事もアナログで自分の小さなコミュニティーを見る事も両方出来てこそグローバルに生きるということかなと最近特に思います。
ボードゲームカフェでの時間は、携帯漬けの我が子にもボードゲームを通じて生身の交流の良さを分かって欲しいと感じた楽しい時間でした。
ぜひ日高のボードゲームカフェを覗いてみてください。世代も性別も国籍も関係のない、楽しい世界です。

ボードゲームカフェ
「Board Games at Tasha」ブログ はこちら
高知県高岡郡日高村本郷164-1 カフェ ターシャ

ボードゲーム、親も面倒くさがらずに相手をしないとダメだなぁ💦

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