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マンション購入(検討)初手にて詰む

かつかつアラフォー夫婦がマンション購入を検討し、じゃあ自分たちはどれくらいの物件なら手を出せるのか、出していいのかを知るためにお目当てのギャラリーに行って営業さんに聞いてみようの弾丸ツアー・・・早々に撃沈です。

いやいや、元々見通しの甘い夫婦ではありましたが、もうここまで来ると甘いを通り越してザル・・・枠?みたいな。話を聞いてくれた営業さんも、よく鼻で笑うことなく私たちを笑顔で対応してくれましたよ。感謝感激です。おかげさまで、自分たちの身の程がよくよくわかりました。

さて、事件(?)は遡って先週の日曜日。
朝からバタバタと支度をしつつやってきましたマンションギャラリー。
そんな形式ばった場所(?)は夫婦ともに初めてで「え?入っていいの?」と顔を見合わせての入場となったわけですが、まずキレイ。そして静か。
場所見知りして私の後ろから出ようとしない我が子をあやしながら、歩く廊下沿いにつくられたリビングルームに感嘆しつつ、思いのほか他の人がいない緊張感もあり、だからこそ何でも聞けるという安心感のダブルバインドw
まあ緊張ですかね。そんなにしてなかったけど、ただ未体験だったので若干のソワソワがありつつ、お話聞いていただきました。営業さんは40代前半のメガネ男子。落ち着いた雰囲気で、若干輩な旦那+その嫁の対応には申し訳ないくらいの仕事のできる御仁でした。

まず、家を買う上で意識することは3つ(らしいです)。
①金額
②間取り
③場所
3つすべてを叶えるのが難しい場合、優先順位をつけてその条件から家を選ぶのが鉄則ということ。いくらまでなら出せる(ローンが組める)、いくらの援助がもらえる、これくらいの広さが欲しい、間取りのこだわりがある、駅の近い交通の利便性を取るか、あるいは遠くてもいいから住宅環境を優先するか。
人によって優先順位は違うから、それによって家の選び方も変わってくるため、まず私たち夫婦が考えるべきはその順位…と言っても資金に余裕がない私たちに①を外すことはまず考えられない。つまり、1位は①金額。

なのでまず計算していただきました。ローンいくら組めるかな?
・・・・・・終了。

ここです。ここですでにダメでした。
大体これくらいの幅で組めますよーと試算していただいた額で手が届きそうな部屋は、私たちが希望するマンションにはなかったのです。ギリか?という部屋は1LDK。子ども部屋が作れません。
買えるんならじゃあそこで、とならないのがマンション購入。目的に沿わない家を意地で買ったところで残るものはローンと後悔。良いことなし。
営業さんもそこはうんうんと頷きながら、金額を抑えつつ②の間取りを考えるなら、中古の物件でリフォーム済のところを探したり、あるいは③の場所を駅遠な物件だったりにしてみると価格が若干下がるなどの方法があるとか。ふむふむ。

優しく諭してくれる営業さんに導かれながら知識を得ていく、というより100%おんぶにだっこで子泣き爺のように縋りつく迷惑夫婦。さらに一気に聞いちゃえーということでマンション購入事情?もちょっとリサーチ。

今回私たちが目をつけていたマンションは駅から徒歩5分、駅前は栄え、マンションの近くには大手のスーパーに小学校中学校が揃い、駅周辺には保育園幼稚園多数。しかも今住んでいるところからそんなに離れていないので、周辺環境もなんとなくわかっている。まさに理想的、な物件だったわけですが、だからこそ人気がある、とのこと。
ただその人気というのはシングルやカップルの方が多く、実際、部屋の間取りも1LDKが多かったり、2LDKであっても一般的なそれより若干面積が狭かったり、広くても高かったりと、マンション自体もファミリーよりもそちらに寄った価格設定になっているらしく、実際に問い合わせや契約が決まっている物件は1LDKが多いらしいのです。

ここで問題(?)になってくるのが、先の①~③の優先順位。
住宅購入で多分、誰もが外せない条件になってくるのが①金額であろうと考えるに、同じ額で検討するならより広いところ(②)を、ファミリーならなおさら部屋数があるところを、となると必然的に条件を落とすのが③の場所となるわけで。
なので駅から遠くなる物件だと同じ額で広い家が検討対象に上がってくるわけですが、なるほど、なるほど。という目で見てみると、確かに、駅から徒歩15分やあまり栄えていない駅が最寄りだったりすると広くて安い(わけではないけど手が届く)。

そして同じような条件で探している人たちが、同じような物件には集まりやすい、ということも収穫でした。つまり,今回の例を挙げるなら、駅近狭めの便利物件にはシングルやカップルが、部屋数があって広めの駅遠物件にはファミリーが「集まりやすい」。
子どもがいるから低層階のほうがいいなぁくらいに思っていましたが、さらに周囲が同じような家族構成なら心配も減るかなぁというのが私がそれを聞いた時の正直な感想です。
以前に住んでいた賃貸もファミリーが多く、上の家は常に子どもの走る音がし、端の家からはママ友会をしてるであろう笑い声が響き、昼夜問わず赤子の泣き声が聞こえていました。ただ、自分の家からも赤ちゃんの泣き声はしていただろうし、それこそお互い様だと思っていたから「みんな頑張れー」くらいの気持ちで聞いていられました。ゴミ出しの時に子どもに会えば「こんにちわー」と笑顔をかわし、中庭で走るその姿に癒されもしました。時には勝手に子どもの名前を覚え、「今日は〇〇くんがー」と旦那と話す始末。
近隣住民、大切です。色んな意味で。
駅前物件のようなシングル優位の物件内で騒音などのトラブルは目立ちますか?という質問には「お互い様だからそんなことはないし、気にする人は子どもに限らず気にする」との模範解答をいただきましたが、やはり心配は心配。できれば周辺の家族構成は気にしたい。

さらに言うなれば、家族構成と一緒に資産状況も似通うんじゃないかな、というのはある程度予想できます。貯蓄や援助を受けられる額にもよりますが、ローンを組める上限額は収入と比例しますからね。そこまで大きく変わらない・・・んじゃないかな。少なくとも、私たち夫婦がセレクトする物件をセレブが気にかけることは、ない。需要が違うってのはそういうこと。

そして、今回私たちが見に行ったマンションのニーズと、私たち家族は若干ずれている。どころか、資金面で絶対に買えない。無理してローン組んでも、絶対生活行き詰まる。というか組めない。落ちる。宝くじでも当たらない限り無理ぽ。ということで終了・・・。
ただ!設備や周辺環境はめちゃくちゃ気に入っていたので、後ろ髪引きずられての帰宅となりました。

ただ、世間知らずな夫婦はそれでもいい家に住みたいんです。
なので、どうしたら自分たちの希望が少しでも叶う家を探せるのか、一応再考することに。再考・・・金銭面を抑えつつ、間取りを確保しながら、立地と相談・・・できるか?

ということで住宅購入問題、もうちょっとだけ続きます。





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