偏屈おじさんのバレンタインデー

今日はバレンタインデーでした。

大人になってからはバレンタインデーには興味がなくなりました。
高校生までなら、バレンタインデーというだけで、ソワソワした気分になる権利があると思います。

それでも、今年はなんだか、僕は例年よりも「バレンタインデー」という言葉を意識しているようです。コロナ騒動の反動か、または、僕が婚活をしていることも、関係している気がします。


さて、定時後に帰宅の準備をしていると、
職場の女性がチョコを配ろうとしている雰囲気を僕は感じました。

そこで僕は、チョコが配布される前に帰宅すべく、急いでパソコンをシャットダウンして、その場を去りました。

もっともその雰囲気というのは、僕の錯覚かもしれません。
本心ではチョコを欲しいと思っていて、その願望が僕に見せた、幻だったのかもしれません。

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もしその雰囲気というのが幻だったとしたら、
僕のその「チョコを回避する行動」も滑稽なものとなります。

しかしその雰囲気が正しかったとすると、
今日の僕の認知力と判断力は、われながら優れていたと思います。

正直なところ、嬉しいとか嬉しくないとかいう問題ではなく、
ただ「お返し」が面倒なのです。

たとえそれがチロルチョコや、
ドレミソングチョコレートの1個だったとしても、
バレンタインの日にもらった以上は、1か月後にお返しをするというのが、
ビジネスマナーというものです。

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だから僕は、返礼の責任を回避するために、バレンタインデーとは知らないことにして、
早々と帰宅したのでした。

ただ、僕が感じた雰囲気というのがもし錯覚だったとしたら、
僕は勝手に勘違いしていた、滑稽なおじさんということになります。


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