エッセイno.8「みどりのゆびをもったひと」
長かった梅雨が明け、夏の到来となりました。今年はすべてのことが何か、様子が違いますね。あたりまえだと思っていたことがあたりまえではない、そんなことを感じている自分がいます。
今年の春はいつもと違った気持ちで庭を眺めている自分がいました。自宅には小さいながらも母が世話をする庭があります。いつのまにか増えた植物がいたるところでそれぞれに花ひらく様子はいつもの春と同じだったと思います。違っていたのはわたしの気持ち。多種多様な植物が風に揺れる様子を見て庭の生命力溢れる木々やお花に随