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息子との関わり方

息子がアート教室に、通っている。

そこの先生が素晴らしすぎる。

毎度、先生の言葉に感銘を受けるので、まとめてみる。

1.絵の具を山ほどドバーっと出す息子。

つい「あっ!出しすぎだよー。もったいないから使う分だけ出そうよ」と言う私。

先生「いいんです!絵の具はラップをかければ乾かないし、絵の具はたっぷり使って良いんですよ。」


2.息子が絵の具をビシャーっと飛ばしてしまって、「すいません!」と拭いていると、

先生「いいんですよ!表現は大きくて良いんです。こっちまで飛ぶと思わなかったなー。こっちにもカバーかけないとね」

一応、汚れても良いように壁や、床、椅子には、大きな布をかけて養生してあるんです。それが足りなかったのが悪いとのこと。


3.アートの時間に使う道具は様々で、いろんな物が常に置いてある。太筆、細筆何種類もは勿論、へら、はけ、ローラー、注射器、ナイフ、綿棒、どれもサイズがいくつもあるのだ。

その中で、注射器に興味を持った息子。先生に「どう使うのか?」を聞いているが、先生が「どう使いたいか?」を聞いている。

息子は注射器の中で色を混ぜて、どういう風に色が出るかを見たいらしい。注射器のなかに、アクリル絵の具を二色入れて振っている。

注射器の先端は細いし、どう考えても無理があるし。私ならすぐに、「それは無理だよー」と言ってしまう所だが、このアートの教室では私は口出ししない事に決めている。先生は、その様子をしばらく見ながらどうやったら、息子のやりたい事が出来るのかを考えている。

「色を混ぜて注射器で、色を垂らしてみたいのね?!」

「私もやった事は無いんだけど、こっちに水を入れて、アクリル絵の具を水で溶いて入れてみようか」

と息子に提案。すると、息子は

「え?普通はこういう事やらないってこと?ならいいよ!やらなくて」

と言う。すると先生は

先生「普通の事してたって面白くないじゃない!いいよ!うまくいくかは分からないけどやってみよう」


4.少し飽きてきて、休憩がてら絵の具のチューブの先に固まっている絵の具を触っている息子に、

先生「いいの、見つけたねー!それ、貼ってみても良いんだよ!デコボコが出来ておもしろいねー」


5.アクリル絵の具を乾かすためにドライヤーを、かけている息子。ドライヤーをキャンバスにあてて、離して、あてて、離してを繰り返して音が変わるのを楽しんでいた。親として、キャンバスが焦げたりしたら怖いなーと思ってしまい、口は出さないと決めていたのにとっさに「燃えるとこわいから、もう遊ぶのやめなよー」と言ってしまった。

先生「いいんですよ。キャンバスは強いからなかなか燃えないし、焦がす手法もあるんですよ(^^)」


何というか、いかに自分が狭い常識の中で意見を言っているのか。恥ずかしくなる。

先生は、常に子どものやりたい事、やっている事に賛同し、助ける。絶対にダメとは言わない。

これは、子育てにとても大事な事だと私は思う。少なくとも、私はこういう風に息子に接したいと思っている。

少しずつ、大きくなって来て自分の意見を持つようになった息子。

彼に対して、知らないうちに私の願望や理想を望み、私の考えを押し付け、私が答えを決める。

そんな風にならないようにしたいと感じるのである。

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