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10歳の葛藤

家族ぐるみで仲良くさせてもらっているお友達の家に遊びに行ってきました。

うちの息子は10歳。歳の差は随分あるけど、女の子は成長も早いし大人っぽいもんだから、うちの息子と一緒に楽しく遊べちゃう、笑。

3月はそのお家の娘ちゃんの5歳を迎えた誕生日。せっかく遊びにいくのだから、ちょっとしたプレゼントを持って行こうかな?と考えました。

最近息子がハマっている、ハマビーズなんかどうかな?

ふとそう思って息子にも聞いてみました。

「〇〇ちゃん、ハマビーズとか好きかな?」

と息子に聞くと、

「あぁ、好きかもしれないねー」

と言いつつもなんだか浮かない顔。

どうしたのかなー。ちょっと気になる。

最近、心が成長してきて、自分と周りを比べるようになってきた息子。それを思うと、なんとなく思い当たるふしが・・・息子と話してみました。

その5歳の女の子は手先が器用で、息子が苦手な折り紙や色塗り、お料理などお手伝いとかも大得意!一緒に遊ぶ中で、彼女の方が上手く出来ることの方がたくさんあったのです。

「だって、たぶん〇〇ちゃんの方が上手に出来ちゃうもん。また、自分の方が下手っぴと思われちゃう」

確かに見ているとそうなのですが、それは息子のハンデのせいもあるし不器用なのもある。そこを、バカにしたりする訳がない。私達夫婦はもちろん、相手のパパママも昔からのお友達なので、そんな事は分かってるのです。

今まで息子が、そんな事を言った事がなかったので、私も全く気づかなかったのですが、息子は密かに劣等感を感じていたようでした。

なるほど。気持ちは分かる。自分の半分の年齢の子に負けてしまう事が分かっている悔しさ。私は、息子のそんな繊細な気持ちは大切にしたいので

「それならやめようか。もう一種類小さい子様の大きいビーズのものもあるからそっちなら良いかもね!それに、全然違うの探しても良いし」

と提案しました。するとまた息子は考え始めました。

「うーん。でも、〇〇ちゃん凄く器用だし、細かいの得意だから、たぶん僕のと同じ方が喜ぶと思うんだ」

と。なんだか、私が気が付かないうちに心の中がとってもとっても成長しているんだなー。と感じました。

「いいよ。同じのにしよう!ママ達は、僕の事下手とか思わない??それなら、同じ方が〇〇ちゃんが喜ぶと思うから僕と同じのにしよう!でも、女の子だからピンクとかがたくさんある方が喜ぶかも」

本当にその通りだよ。随分長い間、葛藤していたようだけど、君の決意を尊敬するよ。そしてピンク色が多い物を選ぼう!彼女が喜んでくれると嬉しいね!

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