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【ヒュージ・リーダーズ】序盤の動きまとめ(2023年8月更新)

最終更新:2024/04/04
※「はじめに」については公開時のものをそのまま残しています
※パワーレベル導入により、フレンドリー・コロッサルについて追記しました。


はじめに

お、多すぎる……!

どんだけ大会が開かれるんだヒュージ。

さて、いつもならお祝いにデッキを投稿するところなのですが。

最近は嬉しいことにヒュージを始めた方と卓を囲む機会もそれなりの数あり、感想戦では「どういう風にデッキを組むのか」という話になることもしばし。

ヒュージ・リーダーズはマナ総量が5マナ以上のカードのみしか採用できないフォーマットですが、単に5マナ以上のカードを集めただけのデッキと専用に組まれたデッキでは動きに大きな違いがあります。

特に序盤のターンを有効活用するためのテクニックは大量に存在し、序盤は決して土地を置くだけの時間ではありません。

参考になる記事もたくさんあります。



私も自身の記事でいろいろ紹介しているのですが、個々の記事でテクニックとして出すよりもまとめて公開したほうがいいのではないかということで、今回は改めてヒュージの醍醐味のひとつである序盤の動きについてまとめることにしました。

ヒュージの序盤とは何ターンまでか?

この部分にはさまざまな見解があるかと思いますが、本記事では3ターン目までを序盤として扱います。

ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードだけで構成されるフォーマットですが、ほとんどのデッキは4ターン目には5マナ相当の動きを取ることができます。

ここでおおよそのデッキの展開が並ぶと考えると、3ターン目までの選択肢が限られるターンを序盤とすべきかと考えました。

では、3ターン目までに可能な動きについて見てみましょう。

マナ加速

ヒュージの基本中の基本といえる動きです。

ヒュージには「初手が1枚でもマナ加速がないよりはマシ」という言葉もあり、序盤をいかにマナ加速に充てるかは大事です。

※この記事では《宝石の洞窟》《焦土》《古えの墳墓》《Mishra's Workshop》やサクリファイスランド・枯渇ランドなどの「土地を置くだけのマナ加速」は省略しています。

フレンドリー対応

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統率領域から《荒地》を置いてディスカードしマナ加速する、ヒュージのソルリンとして知られるカードです。

ディスカードや切削を行うカードとのシナジーもあり、土地破壊にも耐性をつけられるなど、地味ながらヒュージを象徴する1枚です。

土地を2枚サーチできるカード2種。

《無限地帯》はどんなデッキにも入る汎用性が魅力であり、《クローサの境界》は基本土地タイプさえ持っていればなんでもサーチできるのが魅力です。

《死者の原野》を採用したデッキでは、氷雪土地を採用することで土地の種類を増やせるのも見逃せないポイント。

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《荒地》を置くことで手札の土地を温存できるヒュージと相性のいいカードです。

基本土地を多く採用できる単色〜2色デッキで輝くカードであり、《無限地帯》やサクリファイスランドと共に、単色デッキを使いやすくする要因になっています。

この後紹介する土地サイクリングとのコンボも地味ながら有効です。

出来事の《ヴァントレスの幻視》でフェッチランドの起動をコピーすることでマナ加速が可能です。

基本土地タイプを持つ土地なら自由に2枚サーチできるため、特に多色デッキのマナベースを整える際に強力な選択肢になり得ます。

緑のマナ加速三銃士を連れてきたよ。

緑絡みのデッキの特権である3マナの加速手段で、デッキの安定性を段違いに高めています。

それぞれの特性は以下の通り。

《豆の木の巨人》:追放領域からクリーチャーとしてキャスト可能であり、息切れ時に案外役立つ。《トリンガリの狩人》との相性は最高。

《大狸》:インスタントタイミングかつ墓地に落ちる。各種蘇生手段とのシナジーがあり、《エレボスの手、アニクテア》ではエンチャントであることも役に立つ。

《揺籃の地の乱伐者》:クリーチャーとして盤面に残るのが長所であり短所。ブリンクすると3マナ出すようになる一方、全体除去に巻き込まれるリスクも。

こちらは多色分割カードのマナ加速。

余波によりカード2枚分のカウントになるため色が合うならぜひ投入したいですね。

手札1枚を宝物に変換できる、ヒュージの《猿人の指導霊》。カード性能がそれなりに優秀なのも嬉しいです。

色マナ2つを要求するため、《荒地》セットのタイミングには気をつけましょう。

変則的マナ加速2枚。

《古えの墳墓》など複数マナを出せる土地をサーチすることで実質的にマナ加速します。

変則パターンとして、《水蓮の谷間》を置いて《さびれた寺院》をサーチすることで色マナを調達することもできます。

《女王への懇願》は土地が伸びたら普通のサーチカードになるのも強いです。

コロッサル限定

普通に土地として置くこともできますが、《不連続性》《覆滅+複製》で誘発型能力を打ち消すコンボで3マナの加速が可能になります。

一気に3マナの加速はヒュージでもトップクラスの性能であり、序盤では屈指のビッグターンになるでしょう。

ヒュージ最速である2マナの加速手段です。

土地サーチでなく追加の土地プレイ権というのが非常に強く、ここからサクリファイスランドや枯渇ランドを置くことで3ターン目5マナ到達を発生させうる1枚です。

クリーチャー展開

あえてマナ加速に走らず、クリーチャーを並べてブン殴るプランも存在します。

3ターン目からクリーチャーを途切れなく展開するアグロに身を任せよう。

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モダホラ2が生み出したヒュージの申し子

《荒地》でコストが軽減されるため誰かが《宝石の洞窟》が置いていると2ターン目に4/4飛行を展開することも普通にあります。早すぎる。

赤がいるときは《溺墓の寺院》は必ずエンドに起動しましょう。

軽い試作持ちのクリーチャーたち。

中盤以降は元のコストで唱えてもよし、ブリンクしてもよしとデッキ次第で様々な選択肢が取れるのが魅力です。

ディスカードを活かして展開できるマッドネス持ちの皆さん。

大抵ディスカードするターンは《荒地》を置く必要があるので、色マナに注意しましょう。

手札と引き換えに墓地から戻せる2枚。

見方を変えればピッチスペルであり、ヒュージでは2枚のディスカードなら許容範囲です。

デッキによっては《荒地》を置かずに序盤から墓地を肥やす手段としても活用できます。

また、過去記事でも触れましたが略号UMAの馬は《グール馬》だけなので馬ファンの皆さんにおすすめです。

変異クリーチャーは全て3マナで裏向きにプレイできますが、表向きになるのにマナのいらない3枚をセレクトしました。

《朽ちゆく猛禽》はゾンビデッキ以外で扱うのがやや難しいですが、4/4というサイズはかなり魅力的です。

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コスト軽減能力により最速1〜2ターン目にキャスト可能な脅威。

わけても1マナサイクリングとの相性は抜群。

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0ターン目に展開できる無法のカード。

実は出てくるトークンも含めてファイレクシアンなので、部族デッキでも活用できます。

こちらは1ターン目からですが、2ターン目から3打点はかなりの脅威です。

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両面カードのルールで不法入国した鴉。

手札に戻ってしまいますが2ターン目から展開できるのは重要で、高レベルな環境でも3ターン目《始祖ドラゴン》に対するブロッカーにもなれます。

運がよければ超打点です。

突然ライフレースがブッ壊れるのは一度味わうとやめられないんだこれが…………。

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3ターン目に出るわけではないのですが、強力なアグロカードです。

9/7速攻はヒュージでも強いサイズで、全体除去への耐性を擬似的につけられるのでオススメです。

スペル(相当)

序盤から動けるスペルたちの紹介です。

起動型能力などもここに含めます。

変成については省略します。

指輪物語最大の収穫、1マナ土地サイクリングの皆さんです。

すべて強いので揃えておきましょう。

従来ヒュージの土地は18〜19枚程度と言われていましたが、特に単色デッキではそこから基本土地1枚をこれらに差し替えてよいでしょう。

他の土地サイクリングやサイクリングも必要なら採用に値します。

墓地肥やし兼ドローの3枚。

性質上中盤以降も腐りにくく、キーカードにアクセスしたいデッキでは重宝します。

こちらは手札が増えます。

手札が8枚の時に《荒地》をセットして使用すると手札が9枚でディスカードステップを迎えられるため、《Bazaar of Baghdad》のように使えます。

お持ちならよければ…………。

予顕は2ターン目の有効活用として便利です。

《星界の番人》は4ターン目のマナ加速になるのがとても優秀です。土地ディスカードのタイミングには注意。

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序盤としては段違いに強力なサーチカード。

《ザルファーの魔道士、テフェリー》など強力なウィザードは色々と存在しますし、コンボパーツのサーチも可能です。

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なんとダンジョンにも潜れます。

それだけでは3点ゲインと占術1くらいですが、無限ダンジョン探索のパーツを墓地に落としておけるのは優秀。

白単ドレッジを組む際の必須パーツです。

おわりに

結構ものすごい量になってしまいました。

ここに挙げたのは私が使おうと思った範囲のカードたちなので、ヒュージには他にもいろいろなカードが存在しています。

皆さんもぜひ、自分のデッキに合った序盤の動きを探してみてください。

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