見出し画像

【旧枠モダン】ファイレクシアン召集LO

はじめに

怪しき響き、旧枠モダン。

スカージ以前が初出でモダンリーガルのカードだけが使用可能なフォーマットです。

対戦相手がいるのか? と思われるかもしれませんが、GPのサイドイベントにもなっているMTG wikiにも項目がある。

諸事情(ヒュージ・リーダーズを遊ぶには旧枠モダンをやるのが一番よかった時代があった)により始めた後、なんだかんだでそれなりの頻度で遊んでいます。

このフォーマットの魅力はなんといっても奇跡的なバランス。

900枚ほどのプールにもかかわらずプレイアブルなカードがかなり多く、全色にきちんとチャンスがあります。

その中からまだ使われていないカードの可能性を探すのが楽しく、たまにカードリストを眺めながら新たなデッキを探しています。

その一例がバイオゴリラ

さて、時は旧枠モダンGP前。

バイオゴリラ改とリースリアニメイトを用意しつつ新たなデッキの可能性をぼんやり考えている時、それは降りてきました。


「《陰極器》を《狂気の祭壇》でサクればタダでライブラリー3枚掘れるじゃん!!!」

マナ・バーンがあったときはデメリットでもあった

これに気付いた瞬間、革命的なデッキが私の中に生まれました。

  1. 《陰極器》をはじめとする構築物をサクって墓地を肥やす

  2. 《総帥の召集》で一気に構築物を回収

  3. 釣り上げた《トリスケリオン》に《押し出し成形機械》で構築物をサクってカウンターを乗せまくり射出して勝ち!!!

て、天才すぎる…………!!

《総帥の召集》の不特定マナが3マナなのが非常に美しいコンボですね。

今までにない闇を感じる!!!

これはGPに出るデッキ決まったな! 優勝はワシのもんじゃ! ガハハ!!



…………と思っていたのですが。

なんで君巨大戦車なの???????

いやたしかに見た目は戦車そのものだけどさ……「〇〇機械」って名前のカードは普通構築物だろ…………!!!

ミシュラの戦闘機械も巨大戦車でした

ということで夢と消えた構築物召集でしたが、「《狂気の祭壇》で切削して《総帥の召集》」というムーブは可能性を感じました。

他に何か…………黒くて釣り上げて強力なファッティを有する種族があればなあ…………。

団結のドミナリアで再録してほしい
ザナサーに似ている

いたわ……………………。

画像では全くわかりませんがこの2体はどちらも種族ファイレクシアンが追加されています。

また、ファイレクシアンには《ファイレクシアの疫病王》《骨砕き》といった自分で墓地に落とせるカードも存在し、《総帥の召集》の威力を高めています。

さらに、これらのクリーチャーの巨大さから、切削を相手に向けることでライブラリーアウトを狙えるようにもなりました。

文献にはファイレクシアン召集は実用化に至らなかったとありますが、それは昨日までの話。

墓地肥やしと異なる攻め手を搭載し、ファイレクシアン召集LOがここに「完成」です。

「祝福されし完成をとくと見よ。」

 囁く者、シェオルドレッド

デッキ


デッキの動き

マナ加速でキープが理想です。

《ファイレクシアの疫病王》《総帥の召集》を有する5マナが出せることを目標にマナを伸ばしていきましょう。

特に疫病王は攻守の要となる強力なクリーチャーです。

最終的には《陰謀団の貴重品室》がマナ加速になってくれるため、《精神石》は生け贄に捧げてもわりと大丈夫です。

《ミリキン人形》の切削なども活かして墓地を肥やしていき、ほどよいところで《総帥の召集》から盤面を固め、殴るなりライブラリーアウトなりを狙っていきましょう。

サイド後

基本的に《解呪》系・墓地対策・相手のコンボへの対応を意識していくことになります。

現在の旧枠モダン環境では墓地対策がサイドに積まれていないことはほぼありえませんが、このデッキは《地の封印》をスルーできます。

相手の色を見て墓地への依存度を調整しつつ、サイドボードしていくといいでしょう。

カーミック相手はメインだとかなり厳しいので軟泥(※《萎縮した卑劣漢》を指す)で対策していきましょう。

TIPS(ほぼヨーグモスの悪魔活用法)

・《ヨーグモスの悪魔》で《ミリキン人形》を生け贄に捧げる時は忘れずにマナを出して切削しましょう。

・《ヨーグモスの悪魔》はサクる前提でブロッカーとして立てる手もあります。
いずれ帰ってくるから…………

・《ヨーグモスの悪魔》は先制攻撃ステップでクリーチャーを倒してから《ファイレクシアの疫病王》でサクることでさらに優秀なブロッカーになります。

・《ヨーグモスの悪魔》は起きなくなった《ファイレクシアの巨像》も食べられます。ドミナリアではゴミあさり。ミラディンでは猛獣。

・そろそろお気づきでしょうが、サイドの《防御の光網》は《ヨーグモスの悪魔》のエサも兼ねています。

・《隆盛なるエヴィンカー》を出すと《ミリキン人形》は死亡しますが、それどころではない事態は頻繁に起きます。覚悟を決めて出しましょう。

おわりに

ファイレクシアン召集LO、いかがでしたでしょうか。

全部の場所に怪しいことが書いてありますが、回してみると想像の100倍面白いことは保証します。

あなたも《ファイレクシアの巨像》を手札に3枚抱えて笑い転げてみませんか。

世界選手権(仮)の開催も発表された旧枠モダンは楽しいフォーマットなので、これでなくても皆さん遊んでみてください。

そしてヒュージ・リーダーズもよろしくね!!

今なら構築済みから始められます。

最後に抑えきれなくなって宣伝を挟んでしまいましたが、旧枠モダンのデッキ案はまだいくつかあるのでそのうち記事にしたいと思います。

それではまた、旧枠モダンの世界で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?