【旧枠モダン】バイオゴリラ【旧枠モダンGP使用デッキ】
はじめに
旧枠モダン。
その響きは、私を警戒させるに十分でした。
昔からよくわからん変則ルールが好きだった私にとって、「初出が旧枠のカードのみ使用可能なモダン」というルールが危険な遊び場であることは明々白々。
ただでさえヒュージ・リーダーズで手一杯なのに、これ以上謎フォーマットに手を出すのはどう考えても愚行です。
…………。
……………………。
ミスティカルアーカイブ稲妻がどっちも好きで8枚買ったから余ってるんだよな…………。
へえ…………旧枠モダンってカウンターバーン組めるんだ…………。
いいな…………カウンターバーン…………。
過ち
ということで、カウンターバーンを組むことにしました。
しかしご存知の通り、カウンターバーンは打ち消し、火力、ドローのタイミングを見極めなければならない、繊細なプレイングが要求されるデッキです。
果たしてそんなプレイ難度の高いデッキを、自分は使いこなせるのでしょうか?
カウンターバーンを願ったが、プレイングスキルを願い損ねては本末転倒です。
ここはよりシンプルなデッキを使いたいところです。
例えばもっとこう…………3点ダメージとか小さいことを言ってないで一発で人が沈むような大火力を撃ちたいな…………。
でもそんなカードあるはずが…………。
あったわ…………。
バイオゴリラとは?
①:最新のバイオテクノロジーによってバイオゴリラ細胞を移植されたゴリラ。
②:クリーチャーリセット後、ミシュラランドを起動して《生命の律動》で相手のライフだけを0にするコンボ。
無茶を言っているように思えるかもしれませんが、モダンホライゾン2で《ネビニラルの円盤》が再録されたことにより、《脱出》と合わせてクリーチャーをリセットする態勢が作りやすくなっています。
これは…………イケる!!!!
デッキ
クリーチャー(11)
根の壁 4
神秘の蛇 4
起源
クローサの大牙獣 2
ソーサリー(2)
生命の律動 2
インスタント(17)
対抗呪文 4
マナ漏出 3
雲散霧消 2
砕土 2
嘘か真か 4
脱出 2
アーティファクト(4)
ネビニラルの円盤 4
土地(26)
反射池 2
ヤヴィマヤの沿岸 4
フェアリーの集会場 3
樹上の村 3
ミシュラの工廠 2
島 9
森 3
サイドボード(15)
帰化 4
獣群の呼び声 4
雹の嵐 3
放蕩魔術師 2
トーモッドの墓所 2
デッキの動き
カウンター・リセット・バイオゴリラ。
これ以外書くことない…………。
真面目な話をするとバイオできなさそうならゴリラだけで勝ちにいきます。
ゴリラは単独でも強い。
シルバーバックにもそう書いてある。
それは王冠も金の玉座も持たないが、その力を目の当たりにした者はそれが王であることを認めざるを得ない。
採用カードについて
《根の壁》
マナクリとしては《ぶどう棚》も存在しますが、戦場に出たターンにマナを出せるためバイオ根の壁がキメられるのを評価しました。
《脱出》させると気持ちいい。
《起源》
ピン刺しの消耗戦対応枠。
《クローサの大牙獣》の回収による暴力を狙ったが、予想通り4/4のボディで相手を破壊していった。
《砕土》
マナ加速手段が欲しかったので、構えつつ撃てて《なだれ乗り》に強いカードとして採用。
一番怪しい枠ではあります。
《ミシュラの工廠》
1マナでクリーチャー化できるため、バイオファクトリーしやすいのを評価して散らしました。
そのせいで2ターン目にカンスペを構えられるかが若干怪しいのは……うん……。
《帰化》
調整をしたときにありとあらゆる置物にボコられまくったのと、このデッキでは相手の《ミシュラの工廠》を割る意義がめちゃくちゃ高いのでサイドに4積み。
それでもありとあらゆる置物にボコられた。
なぜだ。
《放蕩魔術師》
調整をしたときに《サルタリーの僧侶》にボコられまくったので採用。
《フェアリーの集会場》含む2/1に強く、相手のクリーチャーが1体ならバイオティムで勝てる高シナジーカード。
それでも《サルタリーの僧侶》に負けました。
どうして…………。
それは飛行も畏怖も持たないが、その力を目の当たりにした者はそれが王であることを認めざるを得ない。
結果
1回戦 青緑t白ストーム ○☓○(1バイオ)
2回戦 赤黒ビート ☓☓
3回戦 青白コントロール ○☓☓
4回戦 激動ゾンビ ○☓○(1バイオ)
2-2(2バイオ)の8位でした。
正直なところ「いや〜〜〜バイオなくてもカウンターしてゴリラで殴るのが最強なんだよね〜〜〜」ってオチを書いて終わる気でいたのですが、望外の2バイオ達成。
カーミックボンバーを倒す気で組んだリストなのに青と当たり続けて大変だったのですが、なぜか青に8マナソーサリーを叩きつけて2勝しました。なぜ…………?
ちなみにカーミックボンバーとは野良でやって意気揚々と脱出→バイオ根の壁を決めたら《稲妻》連打で根の壁が焼かれて引き分けました。
ここだけの話、青いコントロール相手には1本取ったら更地でバイオリズム通して1-0-1の時間切れ狙うプランもあったのですが、なぜか野良で達成してしまった。
おわりに
勢いで組んでみた旧枠モダンですが、考えれば考えるほど深いゲームだと感じました。
実戦経験がもう少しあれば結果も違ったと思うので、次こそGP優勝目指したいですね。
おそらく《生命の律動》がもっとも輝くフォーマットなので、全国のバイオリズムファンの皆さんの参戦をお待ちしております。
一緒にモダホラ3での《Reveka, Wizard Savant》再録を喜び合いましょう。
最高のバイオリズムカード
私も会場で有識者の方にいただいた「バイオリズム2枚で2勝ということは4枚なら4勝できる」というアドバイスを信じ、バイオ倍増し地上にプルトニウムの雨を降らせようと思います。
有識者がウソをつくはずがない。
ファンタジーかマジか分かるいつか。
主催のBIG MAGIC様、対戦していただいた皆様、調整お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!
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