別れて半年、やっとブロックできた

恋人や友人と長く関係を続けていくためには、お互いに関係を長く続けていこうと努力し続けることが大切だ。

これは、七年付き合った昔の元彼と別れた時に学んだ教訓である。

どちらか一方が頑張るのではなく、お互いに努力し続けること。そうでなければその関係は長くは続かない。



その教訓を学んでから気づけば数年が経ち、またこの教訓を思い出していたとき、ふと疑問に思った。

努力って、いったいどんな努力なんだろう。

数年後の私が考えた答えはこうだった。


「相手が嫌がることはしない」
「相手に悲しい思いをさせない」


さて、半年前に別れたばかりの元彼は、このことをクリアできていたのだろうか。






半年前に別れた元彼とは、約二年間お付き合いしていた。

その二年間、私は何度も何度も涙を流し続けた二年間だった。

絶対にやめてほしいことを、やめてくれなかったからだ。

絶対にやめてほしいことは私の力ではどうにもならないことだった。
だから私は何度も元彼と離れることを決めて、行動にうつそうとした。

でもその度に元彼は、何度も連絡してきたり、家にまで来たりした。
共通の友人を使って、私と関わろうとした。

愚かな私は、完全に縁を切ることができなかった。






絶対にやめてほしいこと、の問題がクリアになったとして。

元彼は、私との信頼関係を長く築いていくために、努力ができる人なのだろうか。

今の私が出した答えは、NOだった。

元彼は、私が何度嫌だと言っても、何度涙を流しても、その状況を改善しようとしなかった。
口では努力する、と言っていたが、結果として行動にうつされることはなかった。

元彼は、私がいくら傷つこうと平気な人なのだ。自分さえよければいい、という考え方の持ち主なのだ。



本当に好きだった、と私は今でも涙を流す。
それと同時に、私は幸せになっていい存在だ、と言い聞かせる。

私が傷ついても平気でいられる人なんて、いらない。







別れて半年。
LINEの画面を開く。

ようやく私は元彼をブロックした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?