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【日経新聞を活用する】7年モンストをプレイしている私からみるミクシィ

ミクシィはスマートフォン向けゲームアプリ、モンスターストライク(モンスト)で一時代を築きました。ガンホーのパズドラに続き、アプリのセールスランキングでトップをひた走って来たモンスト。
しかし、株式投資をしようと思うと、それ以外に稼ぐ柱はないのか?という疑問が沸いてきます。

ミクシィ、モンストの次見えず:日本経済新聞

モンスターストライク

モンスターストライクはゲームとしては非常にシンプルです。CM等でも流れているように“引っ張りハンティング”という言葉がしっくり来ます。簡単に言うと、珠をぶつけたときにドカーン!!ガキーン!!と派手なエフェクトが出るビリヤードみたいな感じです。9ボールをポケットに落とすのではなく、HPを削って倒しますけど。

モンスターストライクは基本無料のアプリゲームです。近年はゲーム内通貨も無料で配布が増えており、収益減が気になるところでもあります。ゲーム内通貨を積極的に使わせるよう工夫しているようにも感じますが、ヘビーユーザーに焦点が合っている気がします。
また、現在では定額課金のプランもあります。ヘビーユーザーは課金している人も少なくないように思います。ゲームで稼ぐ企業が抱える宿命とも言える、収益の不安定性を克服する動きです。

いちプレーヤー視点で見ると、ゲーム内通貨の購入はしなくてもゲームは楽しめます。定額課金も同様に、へビーユーザーとならないと必要に感じないので、無課金プレイが成り立ってしまいます。

モンストゲーム内のコラボ

モンストはコラボが盛んです。特にアニメとのコラボが多く、そのアニメのファンを取り込めているように感じます。逆に元々プレイしていた人は好きなアニメとのコラボに沸き立ち、コラボキャラクターを課金してでも集めようと必死になります。エヴァンゲリオンコラボの時の私です。

近年のコラボでは、鬼滅の刃や呪術廻戦など注目のヒット作品とのコラボも多くあります。ジャンプ作品とは特に多い印象があります。また、それ以外でもエヴァンゲリオンやドラえもん、高橋留美子作品にディズニーなどとのコラボも行っており、幅広く行っていることが見えます。
(過去を遡ると、モンスターハンターや寄生獣、ミュータントタートルズとのコラボもあったりしました。)

ゲーム外でのモンスト

ゲーム外でも様々な活動をしています。モンストのキャラクターは神話の登場人物や、歴史上の偉人などの名を冠したキャラクターも多いため、それをいかして神話の本を出版していたりします。
また、オリジナルキャラクターを用いてのアニメ、映画の展開も行いました。そのキャラクターをグッズ化し販売も行っています。また、アプリをベースにコンシューマーゲームとしても発売をしています。

それ以外でも、ローソンとの商品コラボやカルビーじゃがりことのコラボなど、ゲームをプレイしていない人にもその目に留まる展開を見せています。

スポーツ事業

ミクシィはグループ会社でスポーツ事業を展開しています。プロバスケットリーグ(B.LEAGUE)の千葉ジェッツふなばしです。
今年はB.LEAGUEでの優勝も果たしており、決して侮れない事業です。しかし、B.LEAGUE自体がまだまだ注目度が低く、収益の柱としていくのは簡単なことでは無いように思います。

ミクシィに似た企業

同様に、ゲームとスポーツを展開する企業にはDeNAがあります。しかし、スポーツの規模がかなり異なりますし、ゲームもオリジナルゲームや既にある作品のアプリ版を手掛けるなど幅広く展開できています。

別の視点として一つのゲームを突き詰めた先として、(ポケットモンスター)ポケモンがあります。ポケモンは任天堂から登場した作品ですが、今では株式会社ポケモンなどに分社化しています。
ポケモンは本流のゲームこそありますが、その多様なキャラクターを生かした別のゲームも多く売り出しています。また、アニメ、映画、グッズ販売も行っておりキャラクター事業として確立できています。

ミクシィが進むべき道

上記二つの企業を参考に考えると

・ゲームアプリの多角化
・キャラクター事業として確立

のどちらかができると大きく変わるように感じます。
ゲームの多角化をモンストというコンテンツを用いて行うような動きも見せていますが、モンストのプレーヤーに対して売り込んでいる面が強いように感じます。そのため、モンストプレーヤーからの評価は得られていないようです。(モンストのゲーム性を好きでプレイしている人たちなのでそうなるだろうという感じもします。)

まとめ

一時代を築いたモンスト。近年は収益力の低下が懸念されています。それでもモンストで新キャラクターやコラボイベントが発表されると毎回のようにTwitterトレンドに登場しています。似た企業の展開から学べることも少なくないと思いますし、現金資金を持っている今のうちに革新的な一手を打つことを期待して止みません。

最後までお読みいただきありがとうございました。日々の学びや気づきから投資につながりそうなことを更新中です📝