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第19回 地下アイドルというお仕事

4月初めての地下アイドル記事の更新になります。

今回は、アイドルのお仕事をしていく上での『時間』についてのお話しをしていきたいと思います。

『時間』というのは、アイドル以外でも人が生きてく上で切っても切れない存在ですよね。
では、アイドルにとっての『時間』というのは、どんなものがありますでしょうか?

集合時間

当然ながら、集合時間というのは大事です。
お仕事のスタートになりますし、グループであれば1人の遅刻が全員の遅刻にもなりかねません。

ステージの時間

まず思いつくのはこれですね。
対バンイベントになると、1組辺りのステージ時間が決まっています。
当然ながら、この時間を過ぎると次の出演のグループにも影響が出ますし、結果的にはイベント全体の時間に影響してしまう為、時間は過ぎないように注意をしなければいけません。

物販時間

これも重要ですね。
地下アイドルの物販では、チェキを撮影し、そこにコメントなどを書く時間、お客さんと話す時間があります。
一般的には、1分〜1分半が多いです。
メジャーグループともなれば、10秒程度となる事もありますので、大変です。

これも、次に待っているお客さんがいるのであれば、スムーズに時間になったら終わる様にしなければいけません。
お客さんに差をつける事は絶対に避けなければいけません。

また、地下アイドルでよくあるのは、物販を購入せずに話をしてしまう事でしょう。常にお客さんが並んでいる様なグループではあり得ませんが、デビュー間もないグループなどであれば、時間もあり、お客さんも話しかけてきたりすると、つい話してしまうという事になりがちです。

もちろん、お客さんが全く0なんです!というグループがいれば別ですが、話をする為にお金を出しているお客さんがいる以上、タダで話すという事は絶対に避けなければいけません。

この様に、メインのお仕事を見てみても『時間』というのがいかに重要なのかがわかります。

逆に、この時間にルーズなグループは、例え一時脚光浴びる事があったにしても、おそらく僕が知っている中では、解散、もしくは極端にメンバが減り、お客さんも離れてしまっているグループばかりです。

つまり、時間にキッチリしているグループには、目には見えなくてもお客さんの中で、ちゃんとしているグループという位置付けが必ずされています。
焦る事なく、このお客さん達が自分の所に来てもらえる様に、レッスンを重ねて良いステージを見せなければいけませんし、SNSなどの発信もしていかなくてはいけません。

また、配信アプリなどでも、時間をキッチリして終了する人、しない人でその人の性格というのをお客さんはわかってしまいます。

良かれと思って行ったサービス精神が、逆効果になる事もあるので、時間に関して言えば、サービスをする必要はありません。

ある意味、アイドルというのは、お客さんとの『楽しい時間』を共有し、その時間で売上をあげています。
そこが、ルーズになるとお金にならない、ただの無駄な時間を自分で提供してしまい、結果も出ることはありません。

例え、運営側から指示がなくても、この時間だけは必ず徹底して守る事が、自分のアイドルとしての価値を守る事になりますので、肝に銘じておきましょう。

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