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第9回 地下アイドルというお仕事

前回までは、歌についてお話をしてきました。

歌というのが、意外と思っている以上に日常に溶け込んでいる分
それをお仕事にするとなると、難しいというのはお分かり頂けたと思います。

今回はダンスについてなのですが、専門的に僕自身が踊れるという訳でもないので、偉そうには言えませんが、当然ダンスのコンセプトであったりそういったものに関しては、理解をしているつもりなので、簡単にさわりだけお話をしていきたいと思います。

アイドルにおけるダンスのポイントはいくつかありますが、見ていきましょう。

【圧倒的な楽しさ】
もう言わずもがなですが、わかりやすく覚えやすい振り付けです。
ポイントとなるのは、当然楽しさをいかに伝えられるかです。
そのため、『笑顔』が必須ですが、逆にそれほど難しくはないのが特徴です。

【圧倒的な可愛さ】
いわゆる王道系アイドルの振り付けです。ここで重要なのは、どこまでぶりっ子出来るかというなりきりのところです。
なので、可愛いを売りにしているグループは星の数ほどある為、そこで何かグループの特徴を残すというのが難しい部分ではあります。

【圧倒的なカッコ良さ】
ロック系アイドルも多くなってきていますが、やはりLIVE感が重要でカッコよく魅せられるかが必要です。
その為に、同系統のライブパフォーマンスを見たりしてインプットし、自分なりのカッコ良さをアウトプットできるかが必要です。

他と比べると、いわゆるアドリブ力が必要になってくるので、少しレベルは上がってきますが、ダンスについては基本的なユニゾンを綺麗に揃えるという事も必要となります。

【圧倒的なパフォーマンス】
もう、ここは中々いないのかなというぐらいのレベルですが、とにかく魅せるパフォーマンス力が必要なので、実際にそこに至るには相当なレッスンが必要となります。
個人のスキルもですが、何よりもユニゾンのパートでどこまで合わせられるかというグループ力も必要になってきます。

この様に、4つの大きな分類がありますが、あなたのグループはどこに属しますか?
当然ながら、グループの色というのも大事なので、そこを踏まえつつ、ステージパフォーマンスをどう見せていくかというのは、自分たちで考える事と周りの意見を同様に聞き入れるという両面が必要です。

アイドルに求められるものは、そう言った意味で、

『確固たる覚悟』と同様に『受け入れる素直さ』が必須です。

自分たちが思うようにやりたいというのであれば、それは事務所に入るのではなく、セルフプロデュースでやれば良い事だと思います。

事務所に入る以上、コンセプトが好き嫌いに関わらず、プロデュース面だけでなく、事務所の方針に従わなければいけないという部分は、必ずついて回ります。

そしてそれが嫌だから諦める、事務所を変わりたいというのは、個人的なわがままでしかなく、応援してくれているファンに対してもその程度の気持ちでアイドルやってたのかと思われる覚悟を持っておいて下さい。

そう言った意味で、事務所を選ぶというのは大事ですし、選んだ以上はそこでしっかり覚悟を持ってやり切る事をお勧めします。

※もちろん、最近ではお給料未払いとか色々問題のある事務所もあるので、そこは当然ながらあくまでも事務所としての活動に対する義務を行っている場合に限りますよ!

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