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誰も評価していない東京パフォーマンスドールを語る #4 [組織構成]

東京パフォーマンスドール

まずはウィキペディアからの情報を引用

東京パフォーマンスドール(とうきょうパフォーマンスドール、略称:TPDは、日本のガールズグループ、女性アイドルグループ。

第1期TPD(1990年〈平成2年〉〜1996年〈平成8年〉)は、多人数でスタイリッシュに歌って踊る女性アイドルグループのスタイルを、日本の音楽史上において初めて確立した

Wikipedia

東京パフォーマンスドール: 簡易年表

参考資料 : Yagimai Wonderland!! / ソニー・マガジンズ 「TPD in the CASE」

フロントメンバー

所属時期 : 1990年6月~1995年10月
所属ユニット : ゴルビーズ

東京パフォーマンスドール名義の楽曲ではソロでのリードボーカルを担当。良くも悪くも東京パフォーマンスドールの象徴=シンボル的存在。

結成当初から歌唱力の面では完成されていた。が、時期や曲調によって結構不安定。

東京パフォーマンスドールの初代リーダー。


所属時期 : 1990年6月~1994年9月
所属ユニット : UL-SAYS / 米光倶楽部

木原と同じく東京パフォーマンスドール名義のシングルではソロでリードボーカルを担当することが多い。

木原とは対局にある透明感のある伸びやかな声が印象的であり、グループ内随一の歌唱力を誇る。卒業後にプロデュースされた角松敏生に「歌が上手い」と言わしめるほどである。

残念ながらブレイクすることなく歌手活動を終えてしまったが、昨今のシティポップブームで角松敏生プロデュース時代のソロアルバムが再評価されつつある。


所属時期 : 1990年6月~1994年9月
所属ユニット : ゴルビーズ / 原宿ジェンヌ / UL-SAYS

東京パフォーマンスドール名義のシングルでは川村とのユニット「原宿ジェンヌ」としてコーラス担当をすることが多い。

グループ在籍時にはセクシー系担当。ソロでの活動が他のメンバーよりも早く、バラエティ番組などにも積極的に出演していた。特に「ごっつええ感じ」で彼女のことをはじめて認知した方が多いのではないだろうか。

ソロ活動で多忙を極め、TPDとしての活動ができなくなったため本体5枚目のシングル「十代に罪はない」のレコーディングには不参加である。

小室哲哉とのコラボでダブルミリオンの大ヒットとなった「恋しさと せつなさと 心強さと」は実はTPD在籍中にリリースされた作品。その後は数曲のヒット曲を出して女優業にシフトしTPDイチの出世頭となった。


1990年6月~1995年10月
所属ユニット : ゴルビーズ / 原宿ジェンヌ / Les,TPD

東京パフォーマンスドール名義のシングルでは篠原同様「原宿ジェンヌ」としてのコーラスを担当することが多い。

川村がいればダンスサミットは成立すると言うスタッフがいたとか。それぐらいダンスに関しての彼女への信頼度が高く、群像でのダンスパフォーマンス最前面にはいつも堂々とした川村を見ることができた。

東京パフォーマンスドールとしてはラストアルバムにあたる「Check My Heart ~Cha-DANCE Party Vol.12」においては川村知砂をメインにしたユニット「Les,TPD」名義の楽曲がかなりの割合を占めており、川村を中心に…と考えていたのかもしれないが、正直なところ東京パフォーマンスドールを背負うには荷が重かったような気がしてならない。


所属時期 : 1990年7月~1994年10月
所属ユニット : ViVA!

東京パフォーマンスドール名義のシングルでは後述する穴井・八木田とのユニット「ViVA!」としてパートを担当することが多い。

お世辞にも歌唱力がある方ではないのでキワモノ・賑やかし系の担当が多かった。ダンスサミットのボルテージが最高潮に達した時の「ビバ! ケ・セラ・セラ」の盛り上がり具合はマジでやばい!!

ソロライブを開催した時の縁でEAST ENDとコラボした際にラップを歌ってから彼女の人生は一転した。


所属時期 : 1990年10月~1995年4月
所属ユニット : ViVA! / UL-SAYS

東京パフォーマンスドール名義のシングルでは市井・八木田とのユニット「ViVA!」としてパートを担当することが多い。

1988年の第2回全日本国民的美少女コンテストの最終選考、1989年の第4回ロッテCMアイドルは君だ! 準グランプリなどアイドルとしての素養はTPD内でも群を抜いている。

在籍時からソロでのテレビレギュラー番組を抱えており「TPDのスポークスマン」的存在であった。

卒業後には土橋安騎夫プロデュースによるアルバムをリリースしたり、バンド「ORANGE」を結成するもブレイクには至らなかった。

曲間のラップでは「YURI☆rap master☆ICHII」こと市井由理との掛け合いも楽しめる!!


所属時期 : 1990年7月~1995年10月
所属ユニット : ViVA!

東京パフォーマンスドール名義のシングルでは市井・穴井とのユニット「ViVA!」としてパートを担当することが多い。ViVA!のリーダー。

ロッテCMアイドルは君だ!コンテストに出場経験あり。TPDフロントメンバーの中では最年少。

メガネスーパーのCMソングにも起用された「Romanticに背のびして」は名曲。それだけで十分なのである。

卒業後はすかんちのローリー寺西プロデュースによるシングルを2作リリース後、ユニット「ジャングルブッダ」を結成してアルバムを発表している。

八木田麻衣に対する愛に溢れたサイトが存在するのでもっと詳しく八木田麻衣を知りたい方はそちらを覗いてみてほしい。

Yagimai Wonderland!!/八木田麻衣ちゃんのページ

イントロ含む米光美保のコーラスが入ってるVer.は「東京パフォーマンスドール featuring 八木田麻衣」名義でのシングルCDか4thアルバム「Tokyo Romance ~Cha-DANCE Party Vol.4」に収録されているヴァージョンである。


フロントメンバー総選挙

2009年よりAKB48によって開催されていたシングル選抜総選挙と似たようなイベントが東京パフォーマンスドールでも開催されていました。

それがフロントメンバー7名によるオリジナルアルバムの同日発売('93)、シングルCDの同日発売('94)という暴挙であり、非情にもオリコンチャートによって推定売上枚数のランキングが白日の下に晒されるというファンの懐にもメンバーのメンタル的にも結構エグいイベントが開催された。

ソロアルバムはCDの帯の一部がシークレットイベントの応募券となっていて7名全員分を集める必要がある。シングルは…覚えてないなー。

'93年のソロアルバムに関してはオリジナル楽曲数にかなり格差が感じられた。木原さとみがオリジナル8曲、篠原涼子が7曲、対して穴井夕子はオリジナルが2曲のみでそれ以外は既発表曲という具合である。

1993年1月15日 7枚同時発売

'94年のソロシングルはフロントメンバーとこれまでTPDとは関わりのないクリエイターとの作品ということで相性の善し悪しがクォリティに反映されており、後の作品へのターニングポイントとなったメンバーもいるが、そのあたりが売上と直結していない印象を受けた。

1994年2月2日 7枚同時発売

'93年|ソロアルバム オリコンランキング

まずは'93年のソロアルバムのランキングから。前提として全員TOP100以内には「ランクイン」している。

  1. 54位 : 穴井夕子

  2. 57位 : 米光美保

  3. 62位 : 市井由理

  4. 63位 : 篠原涼子

  5. 64位 : 木原さとみ

  6. 67位 : 川村知砂

  7. 68位 : 八木田麻衣

穴井夕子・米光美保・市井由理の3名が翌週もTOP100以内にランクインした。

'94年|ソロシングル オリコンランキング

  1. 54位 : 穴井夕子

  2. 58位 : 米光美保

  3. 61位 : 篠原涼子

  4. 62位 : 八木田麻衣

  5. 64位 : 木原さとみ

  6. 65位 : 市井由理

  7. 68位 : 川村知砂

シングルに関しては翌週には全員TOP100圏外となっている。売上的にもアルバムほどの格差はなく、1位の穴井と7位の川村の差は約2千枚前後となっている。


同時発売されたアルバム+シングルを個人的に順位をつけるとするならば1位はダントツで米光美保。2位以下の順位をつけるのはとても難しい。

木原はアルバムの出来がいいけれどもシングルの後藤次利との相性が良くなかった。川村・涼子はシングル・アルバムともにまぁ無難。穴井はシングルの出来は抜群だけれどもアルバムのコスパが悪い。八木田はサウンドの方向性が好みとちょっと違うけれども悪くない。

意外と市井が2位かもしれない。EAST ENDとの活動を終えた後にASA-CHANGがプロデュースを手掛けたソロアルバム「Joyholic」('96)の布石となる「Rainbow Skip」が同発シングルの中ではジャケットはアレだけどクオリティは頭ひとつ抜けてると思う。

パフォーマンスドール構成図

ここでまとめ。「誰でもわかるパフォーマンスドール」構成図をご用意しました。メンバーの名前と所属ユニット等がわからなくなった時にはこちらを御覧ください。

誰でもわかる!!

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