若きウェルテルの悩み(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)読書感想文
題名からイメージしていた内容は、おそらく青年であられるウェルテルくんが、愛だの恋だの自己実現だのに苦悩する、まあ、爽やかな青春小説のようなものだと思っていた。
ところがどっこい!
ドロッドロ。
ウェルテルが恋したロッテにはアルベルトという許嫁がいるんだけど、そんなことにはお構いなしに足繁くロッテのもとに通うウェルテル。自分のロッテに対する想いは兄妹愛のようなものだと思いこませ、ロッテが結婚したあとも頻繁に彼女のもとに通う。ロッテもロッテで、結婚してんだから少しは自重す