インドに新型コロナ対策支援
１月8日外務省はインドに対し新型コロナウイルス危機対応のための社会保護分野の支援を目的として、300億円を限度とする円借款に関する交換公文の署名が行われた。
インドは1月7日時点での総感染者数は約1,041万人（世界第2位）、総死者数は約15万人（世界第3位）となっており深刻な感染拡大により経済面でも、インド全土を対象とする厳格なロックダウン政策が実施された2020年度第1四半期にはマイナス23.9％成長となるなど大きな影響が出ている。特に貧困層や女性を含む脆弱層の保護が課題となっている。
そのため今回の円借款での支援内容は2020年８月に行った保健医療分野における支援とは異なり貧困・脆弱層向け経済支援及び制度改革を行うインド政府に対するものとなった。