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クリエイター交流会『師走忘年会 supported by iDID』を開催しました!

今年の締めくくりに、会社の垣根を超えてクリエイター同士で乾杯しませんか?
この呼びかけに集まった参加者は全部で350名超!2023/12/1(金)に開催した『師走忘年会 supported by iDID』は熱狂の渦のなか終わりました。とてつもない熱気に溢れていました…!

コロナ以前は各所で開かれていたクリエイターの交流会。そろそろ復活させたいね!という声で始まった会に、多数のかたにご参加いただけたことを嬉しく思います。その様子、簡単にまとめましたのでぜひご覧ください!

多数のかたにご参加いただき、ありがとうございました!

(チケットは発売開始から1週間でソールドアウト、そのあとも個別にご連絡をいただきキャンセル待ちを希望される方がいらしたほど、でした…!)


師走忘年会のテーマについて

多数のかたにご参加いただき、ありがとうございました!

今回のテーマ内容は「エリアクリエイティブ」。日本全国で活動するクリエイティブエージェンシーのトークイベントを中心に開催しました。福岡、広島、京都、大阪、長野、栃木から来ていただいたゲスト企業にも注目していただきたいイベントでした。

時間きっちりのタイムテーブル


目玉コンテンツ!ゲスト企業のトークインタビュー

トークインタビューは、共催企業の代表がゲスト企業の代表やメンバーに質問する形式で行いました。質問内容や流れは詳細な台本がなく、興味・関心の向くままに、お聞きしました。よって、各社の特徴が溢れるインタビューとなりました!代表実績とともに、ご覧ください。


◾️ gaz(インタビュアー:FOURDIGIT/田口さん)

力がみなぎっていました…一番手、おつかれさまでした!

福岡:gaz
世界初のSTUDIO GOLDパートナー。 国内でNo.1のSTUDIOサイト制作数を誇り、STUDIOでの制作に特化したチームとナレッジを保有する。 大手企業、自治体、ベンチャー・スタートアップまで幅広い守備範囲でWEBサイトの提供を行う。https://gaz.design/

福岡拠点のデザインファームgazさんは、最初はアプリやサービスのUIデザイン事業からスタート。追ってノーコードツールSTUDIOでのウェブ制作事業をはじめたそうで、今ではウェブ制作の比重が大きいそうです。ノーコードツールを使うことで、デザイナーがひとりで営業のクロージングから納品までをワンストップで対応しているのが特徴的です。今後も、ノーコードツールのメリットを活かしながらアウトプットの質も重視し、ナショナルクライアントのコーポレートや大規模サイトにも積極的に挑戦していきたいとのことです。2024年はターニングポイントの年だそう!

(左から)吉岡さん、三井さん

主な実績
● 立命館大学 宇宙地球探査研究センター(ESEC)
宇宙の最先端の研究をしているチームのサイト。立ち上げ時期で「費用や制作期間をかけることができないが、こだわりは持ちたい」という相談を受け、STUDIOで制作。SHIFTBRAINがアートディレクション、デザイン/実装面をgazが担当されたそうです。

● 進研ゼミ小学講座「かがく組」
こちらもSTUDIO制作。ビジュアル面で子どもたちの知的好奇心を楽しく刺激できる、ワクワクさを求められていたそう。また、継続的な運用管理を求められており、できるだけ担当者ベースで更新していけることを重視して制作したとのことでした。


◾️ Re:design(インタビュアー:Bees&Honey/今村さん)

次は、栃木のイベントにお邪魔したいです!

栃木:Re:design
2008年栃木県那須塩原市で創業。Web制作を中心にデジタルデザイン、グラフィックデザイン、写真撮影や映像制作、Webコンサルティングなどを手掛ける会社です。https://www.re-d.jp/

「デザインでお答えすること」をコンセプトに、栃木県で活動しているのがRe:designさん。宇都宮市と那須塩原市に拠点を構え、現在は14〜15名のメンバーが在籍。政府関係のお仕事からアイドルまで幅広く、多種多様なジャンルをやっているのが特徴です。Re:designさんは栃木でのイベントも積極的に開催しており「人と仕事の地産地消を意識している」とのこと。「東京に行ってしまう子が多い中、ふるさとに還元したい気持ちを持っている子たちの間口にRe:designがなれたら」という発言も印象的でした!

(左から)渡辺さん、磯さん、齋藤さん

主な実績
● 水と生きる SUNTORY
サイトのゴールの先にある基準を「ワクワクするかどうか」に決めて、何かデザインに対して言及があったときは「ワクワクできるかどうか」を先方と共有しながら進めたそう。ナショナルクライアントなので、ユーザビリティやアクセシビリティの達成基準をどうクリアしていくかに苦労をしたそうです。無事公開し、打ち上げでクライアントと笑って終えられてホッとしたとか。

● 岡埜屋酒店
「日本で一番優しい酒屋のサイト」というコンセプトで、酒屋のお二人の人柄が全面に伝わるようなサイトを制作。価格だけだとAmazonに勝てないので「誰から買うか」にスポットをあて「酒屋のファンになってもらうこと」を狙ったそうです。メインビジュアルも印象的です。制作はShopify。


◾️ 飛企画(インタビュアー:COPILOT/定金さん)

一番早く会場入りをしてくださった飛企画さん。

広島:飛企画
STUDIO DESIGN AWARD 2022グランプリ受賞。ブランディング主軸の情報設計・戦略提供する中で、2022年からノーコードツールであるSTUDIOに制作基盤を移行。同年、正式パートナー認定。https://www.tobi-kikaku.jp/

広島を拠点に、北海道から鹿児島まで全国を飛び回っているのが飛企画さん。ウェブサイトなどの単発的な依頼に対して、課題の明確化やワークショップなど、戦略構築から設計しなおしていくのが特徴的です。市場とクライアントのズレを明確にし、アウトプットから逆算してブランドを据え直し、設計しなおすというフローや、アウトプットとして「大通りに会社の看板を出す」ことで課題解決したお話が印象的でした。2023年はSTUDIO DESIGN AWARD 2022でグランプリを受賞できたので、今年は(難しいけど)二連覇を狙いたい…とのことでした!

(左から)赤松さん、岡田さん

主な実績
● 土ノ音
銀座で修行を積んだ料理人が手がける調味料ブランド『土の音』。飛企画ではブランド戦略マップ、商品ネーミング、ロゴ、タグライン、ラベルデザイン、リーフレット、ECサイトを担当。最初はラベルデザインの依頼からはじまったそう。クライアントが目標に掲げていた「某国内ブランドで商品を取り扱ってもらうこと」も、なんと半年で達成。しかも先方から問い合わせがきたとか。飛企画の戦略設計が見事に身を結んだ事例でした。


◾️ デザインスタジオ・エル(インタビュアー:ハイライツ/下川さん)

はい、「エル(L)」チーズ!

長野:デザインスタジオ・エル
Web制作、グラフィックデザイン、ブランディング支援を行う、長野市を拠点とするデザイン事務所。1976年創業。クライアントのいいところや伝えたいことをいっしょに見つけ、作り、育てていく。「らしさをつくる」と「らしさを増やす」が、私たちが目指す光景です。https://designstudio-l.jp/

SNSやnoteでの情報発信も積極的な、長野拠点のデザインスタジオ・エルさん。実は1976年に印刷会社の下請けで、流通チラシデザインからスタートした、歴史ある会社です。現在はブランディング支援やウェブ制作が主軸で、クライアントとのやりとりにおいては「魅力や伝えたいことを一緒にみつけて育てていくことが大事」「コミュニケーション時のフォーマットはなく、会話の中で感じ取った言葉で、等身大で話します」といったお話が印象に残りました。そんなデザインスタジオ・エルさんも根底のDNAにあるのは、やっぱりデザイン。これからは教育もがんばっていきたいとのことでした!

(左から)清水さん、ハラさん

主な実績
● inadani sees
長野県伊那市にある農林業のインキュベーション施設のロゴとWebサイトを制作。施設が行政っぽいのですが、デザイナーの清水さんいわく「行政っぽくないロゴ」にしたかったそう。クライアントの「やまとわ」さんが地元で徳を積んでる方だったのもあって、無茶を通せたところもあったとか。また「独自性を出すことよりも『らしさ』をつくることが大事」との発言には、クライアントの魅力を見つけることに重きを置くデザインスタジオ・エルさんらしさが表れていました。


◾️ ZIZO(インタビュアー:SONICJAM/村田さん)

社員の出勤体制についての意見交換まで発展していた2社の対談。

大阪:ZIZO
ZIZOは、株式会社ZIZOと株式会社ZIZO DESIGNの2社で構成された、日本をベースに活動するクリエイティブ・エージェンシーです。戦略を考え、クリエイティブとテクノロジーの力で企業や商品のブランディング、プロモーションを成功に導きます。https://www.zizo.ne.jp/

東京オフィスの事務所移転や自社サイトリニューアルでも注目を浴びていたのが、大阪、東京、名古屋に拠点を構えるZIZOさん。「ZIZO」と「ZIZO DESIGN」の違いについて教えていただきました。「ZIZO」はディレクターやプランナー。「ZIZO DESIGN」はデザイナーとエンジニアで構成されているそうです。「プランニング」と「クリエイティブ」で会社を分けているのはめずらしいですよね。今後は「日本をベースに、海外と仕事をするクリエイティブ・エージェンシー」として領域を広げていきたいとのこと。また「変な人が存在しやすいように、人数を倍に増やしていきたい」というお話には、多様性としての観点から、聞き手の村田さんも深く共感されていました!

(左から)田島さん、坂口さん

主な実績
● ボラギノールタウン
ボラギノールの歴史や製造の秘密がわかる街『ボラギノールタウン』のサイト。実は若者にも痔になる人は多いとのことで、若い人に商品のことをどう伝えるか考えた結果、面白く、ポップで、SNSで拡散しそうなもの…「痔の薬の街」にしよう!となったとか。企画が強いですよね!こちら、海外のデザインアワードも受賞したそうで、今でも「こんなサイトを作りたい」という問い合わせが多いそうです!

Casa ZIZO Studio&Wine
ZIZO 南青山オフィスのサイト。撮影やイベントにも使えるレンタルスペースで、2000本入るワインセラーが見ものです。リモートワークも多くなってきた昨今、このようにいろいろな人がさまざまな用途で交流ができるスペース、貴重ですよね(iDIDスタッフも実際にお邪魔したんです!)。


◾️ MEFILAS(インタビュアー:SHIFTBRAIN/加藤さん)

参加者さんから質問も飛び出した、MEFILASさん。

京都:MEFILAS
クリエイティブの力を信じるクライアントさまと共に、“モノづくりの先にあるこたえ”を見つけ、人と社会をより良い方向へ変えていくお手伝いをしています。2006年創業。2022年大阪から京都へ移転。https://mefilas.com/

京都を拠点とする、今期16期目のクリエイティブ集団、MEFILASさん。のっけからの「神様」発言に場が沸いてましたね。核心を突いたクリエイティブもさることながら、興味深いのはやはり「ちゃぶ台返しOKの『ぶっこわす』文化」です。デザイナーもプロデューサーもディレクターも、気になるところはガンガン言うそうですが「全員がクリエイターだから、フラットに意見を言い合える」ところがMEFILAS流。「MEFILASに営業はいません。つくったものが営業になる。だから、とことんいいものをつくることが大事」という川﨑さんの言葉が、まさにMEFILASの真髄だと感じました。次回の『Case Study』も楽しみですね!

(左から)神杉さん、藤原さん、川﨑さん

主な実績
● MBSニュース「安倍元総理 "銃撃の記憶"」スペシャルサイト
安倍晋三元総理銃撃事件の、事件発生時の状況を「3つの視点」で再現したサイト。デジタルで再現しなければできないもので、担当の藤原さんもこれをクリエイティブでやれることにやりがいを感じていたそう。素材が全くない状態からのスタートで、時には深夜の3時から現場撮影することもあったとのこと。

● ARIGATO! 10 | メルカリ10周年特設サイト
メルカリのサービス10周年記念サイト。ここではインタビュアーの加藤さんがサイトに隠された「10の秘密」をその場で体験してみるという場面も。秘密のひとつ「コナミコマンド」(※ここだけの話です、多言しないでくださいね!)に至っては、なんとSHIFTBRAINでも制作案件で使ったことがあったとか。コナミコマンド世代ならではのエピソードに、現場はおおいに盛り上がりました!

● TORIKIZOKU 新卒採用サイト
鳥貴族ホールディングスの新卒採用サイト。メインビジュアルのイラストは、デザイナーの神杉さんが腱鞘炎になりながらも、ひとコマずつ全部描いていったそう。インプットはミュージックビデオやゲームなど、好きなものから自然に出るそうで、このときもあるミュージックビデオ(聞き取れなかった…!)のリファレンスをヒントにしていったそうです。


〜 インタビュアーを担当してくださった代表のみなさん、ありがとうございました!〜

黒服の代表が多いですね。


baigieの枌谷さんも、トークイベントに飛び入り参加されました!


その他のスペースのようす

各所で「久しぶりです!」「お元気でしたか?」「名刺交換をお願いできますか?」という声が飛び交いました。また、外のスペースは職種別に集まってトークができる場所も用意していましたが、こちらがそんな場所を設けなくても楽しんでいただけたようです。参加者のコミュニケーションに頼りっきりでした、感謝…!

外では、職種別交流会を実施…したつもりです。
肌寒い外のエリアも、笑顔が溢れていて、嬉しいです。
片手に飲み物、片手に名刺 1
片手に飲み物、片手に名刺 2
片手に飲み物、片手に名刺 3
終盤で撮った集合写真

参加者の声

イベントが終わった直後から、SNSの発信を見かけていました。ここではほんの一部だけ紹介させてください。


今後のiDIDについて

iDIDは、noteメディア、SNS、イベント、プロダクトを通して、クリエイターを繋げる活動を続け、業界の価値をあげる取り組みを実施していきます。今後も応援していただけると嬉しいです。また、夏頃、今回のようなイベントを実施する予定で準備を進めております。

ちなみに、次回のクリエイターインタビューは、実は師走忘年会の参加者のなかにいらっしゃいます!2023年中に公開予定…!お楽しみに!

共催:BEES&HONEY / COPILOT / FOURDIGIT / highlights / SHIFTBRAIN / SONICJAM / Wab Design INC.
協賛:iDID

スタッフみなさん〜おつかれさまでした!(スタッフの一部のかたです🙏)

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