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豚の惑星🐖

三元豚(さんげんとん)ってなんかSF的なかっこいい響きがある。

英語にすると「サード・ディメンジョン・ピッグ」「3Dピッグ」。笑

「3Dピッグ」だから、飛べないはずの豚が、ホログラムになって飛び出してくる。

三元豚のトンカツを食べると口から豚のエクトプラズムが出てくるのだろうか。

四元豚(よんげんとん)・「フォース・ディメンジョン・ピッグ」「4Dピッグ」があったらもっとSFだ。四次元の豚だから、タテ×ヨコ×高さの世界に、時間をかけたものが四次元の世界である。

豚は空を飛ぶどころか「生きたタイムマシン」だから、豚にまたがっていろいろな時代に行くことができる。

未来にいけばいくほど、またがってる豚が進化していくかもしれない。笑

おれは豚にまたがって未来へ未来へと移動していたのだが、豚は四つんばいになるのをやめ、立ち上がった。

豚の背中からずり落ちたおれは、四次元空間から振り落とされて、時間をどんどん遡行していったが、どんどん退化して行きしまいには原始人になってしまった。

豚もおれを追いかけて過去に遡れば、退化して元の四つんばいに戻るかな、という気がするけど、この話、これから先はどうしようかな。笑 書きながら考える。おれは屁理屈をこねるのが得意だから。技術的特異点(テクノロジカル・シンギュラリティ)ってのがあるじゃん。今回はこれを利用しよう。進化にも特異点があって、極限まで進化した豚は、「シンギュラリティ固定装置」という装置を使って、これ以上、進化もしないし、退化もしない。

二足歩行の進化した豚は、退化してウホウホ言いながらどんどん毛むくじゃらになって原始時代へと流れていくおれを捕まえた。

豚はおれにもシンギュラリティ固定装置を照射して、これ以上退化してミジンコやプランクトンにならないよう、ウホウホと吠える原始人のまま固定した。

豚と人間であるおれの立場が逆転して、豚が四つんばいのおれにまたがった。

知能を獲得した豚は原始時代に定着して、太古の人類を進化した賢い豚に隷属させた。

時代は現代になるが、地球は「豚の惑星」になっていた。



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