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他者と繰り返し関わることは学びの源だと思う理由。

私が執筆した「おとなの学び」に関する論文から、他者と繰り返し関わることは学びの源だと思う理由をお話します。

「意識と活動の循環」が繰り返される中で、「責任感」や「自己有用感」、「地域のつながり」といった相手との関係から生まれる意識は、社会性の意識の高まりにもつながっていく。

井出(田村)2019,p.102

自分の思いと行動は、
互いに追いかけっこをしているみたいにぐるぐる影響し合って、相互に練り込まれるようにしながら徐々に変化していく。

その繰り返される行動のなかに他者が関わっていると、
自分ひとりでは成し得なかったような意識の変化が生じることもある。

だから私は、他者との関わりのなかで、もがきつつも挑戦している人々(私自身も含めて)への心からの敬愛をこめて、研究をしています。

◆引用文献
「子育て支援における有償ボランティアの意識―ファミリー・サポート・センター事業を事例として―」井出(田村)志穂 2019
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gakusyusyakai/16/0/16_99/_pdf/-char/ja