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風の花

どこからともなく聞こえてくる声に
少しだけ耳を傾けた
部屋の隅に伏せられたフォトフレーム
ホコリは被ってないけれど

選択肢はいくつあったのだろう
あなたの背中を見たその瞬間に
強がりが作ったその泪は 今でも心の中を緩やかに

「1日だって忘れたことはないわ」
今逢ってもそんな気の利いたこと言えないけれど
ただ愛を注いで欲しくて

so my darling...
出会ったころは曖昧でも 別れは鮮明に覚えているの
優しさ感じる笑顔より 寂しさ映すその背中
ヒトって悲しい生き物ね
so I'm thinking...
この道の歩き方を今も 見つからないと思うけど
もしも神さまがあなたより ステキな人を見つけても
…それほどなのよあなたは


昔ながらの青い傘 模様のないグレーのコート
派手が嫌いな性格は 待ち合わせ場所を派手にして
たまにしか繋いではくれない しなやかに伸びた長い指
お喋りが上手じゃないその分 掛けてくれる言葉が響く

星の数ほどいるのよ わたしが付き合える男なら
強がりじゃなくて真面目な話で
ただアイシアエルかは別の話で

so my darling...
あなたはもう見つかった? 素直で気が利く小さな子
冗談で言われたその言葉 なぜ今この時に思い出す?
ワタシって醜い生き物ね
so I'm looking for the way to forget you...
探そうとすることがすでに 忘れられない証だね
ほらまたあなたを思い出す
アナタってズルい生き物ね

なんでもない日に買った安物の写真立てさえ
もう捨てることは叶わないのに
この笑顔の2人をどうしたらいいの?

ah it's raining…
「さすがにこれはダメそうだな...」
お出かけ中止のそのセリフ 私たちのことじゃないよね?
so my darling my darling my darling
増えていく思いのアルバム 最後に表紙だけつけさせて
『愛しているわ マイダーリン』


作詞:私は誰!?

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