見出し画像

「プロダンサーからの意識改革」

矢沢征士
慶應義塾大学 政治学科 ➝ 株式会社スタジアム


自己改革のために未知の環境に飛び込む

 僕はこれまでの大学生活を通して、プロのダンサーとして活動をしてきました。正直なところ、学業には全くもって力を入れておらず、卒業後はそのままダンスで生きていこうと考えていたほどでした。そんな僕がidentity academyに出会ったのは今年の1月、まさに本格的に就職活動が始まる直前の時期。その頃の僕はというと、コロナの影響で自分がこれまで思い描いてきた将来に陰りが見え始め、「ダンス」と「就職」2つの道のどちらに進むべきか、思い悩んでいました。しかし、それを判断するにはあまりにも社会のことを知らなすぎたため、自分が過ごしてきた大学生活に大きな後悔を抱いていました。identity academyに参加を決めた理由は、「今まで経験してこなかった環境に飛び込み、自分を変えたい」とにかくその一心でした。

 そうして迎えたidentity academyでの2ヶ月間は大変刺激的で、日を追うごとに変わっていく自分を実感する日々でした。初めて真剣に向き合う経済や金融のこと、とても優秀で個性的な1期生の仲間たち、森山さんをはじめとする社会の第一線で活躍されている講師の方々。これまでの僕の人生にはなかったもので溢れていました。

「働く」ことに対する価値観の変化

 identity academyを通じて得た数ある変化の中でも、特に自分の考えが変わったと感じるのは、「働く」ということに対する価値観です。これまでの僕は、就職をして社会人として生活することに対して、悲観的な印象を抱いていました。ダンサーという夢追い人たちのコミュニティで過ごしてきた僕にとって、「社会人=夢を諦めて無難に生きるカッコ悪い大人たち」というイメージがどうしても拭えなかったのです。

 しかしながら、identity academyの講義に登壇してくださった講師の方々のお話を聞き、その考えは一変しました。より良い世界を実現するために、どんな困難をも乗り越え、自分の仕事に誇りを持って働いている。そんなカッコいい大人たちがいるということを知りました。そのような方々の生の声を聞くことができたことは、まちがいなく今後の人生の選択に大きな影響を与えてくれたと思います。

想像していなかった自分との出会い

 そして僕は現在、就職活動を終えて、来年の春からベンチャー企業に新卒第1期生として入社することを決めています。また、将来的には起業をして、大好きなダンス業界を変革するようなビジネスをしたいという新たな夢を抱いています。その夢を実現するために、平日はインターンとして働いて、土日でダンスの仕事をするという日々を送っています。正直、去年からは想像もできないような自分の変化に、今でも驚いています(笑)

 「人生のあらゆる選択を、自信を持って意思決定できる人をつくる」というビジョンの通り、identity academyでの2ヶ月間によって、僕は自分の将来の選択に自信が持てるようになりました。また、たくさんの素晴らしい人たちと出会い、多くのことを学ぶことができました。そしてこの輪は、これから先もどんどん広がっていくと思います。その過程の中で、この先どんな自分と新たに出会うことができるのか。無限の可能性に、とてもワクワクしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?