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高校生こそマネーリテラシー

望月 里彩
慶應義塾大学 商学部 3年


大学生になってからIdentity Academyで初めてきちんとマネーリテラシーを学び、その大切さを実感した私が、高校生こそ学んでほしいということを伝えようと思います。

高校生のうちにマネーリテラシーを学ぶと、どんなメリットがあるのか…?
高校生だと、大半の人が家族とともに生活を送っていて、自分の将来の生活費などについて考えたことのある人は少ないのではないかと思います。その一方で、高校生の段階で、将来にかなり大きく影響を及ぼす大学学部の進路を決めなくてはなりません。さらに文系理系の選択はもっと早くに行う必要があると思います。
その際、自分の将来についてどこまで考えられているでしょうか?得意科目や行きたい大学、憧れの職などから漠然と決めてしまうという人も多いと思います。

しかし、マネーリテラシーを身につけたうえでこれらを考えてみると、また違った視点から捉えることができ、魅力に感じる部分も変わるかもしれません。世の中のお金の仕組みを知り、そこに自分がどのように関わっていくかを考えることで、皆さんの将来の選択肢はとても広がると思います。
私自身、高校生の時は全然そんなことを知らず、将来は大学に進学してそのあと就職するのかなと想像していました。もちろんそれを批判しているわけではありません。自分で納得したうえでその選択をしているのであれば良いと思うのです。
私は今自分のした選択を後悔しているわけでは全くないのですが、もし高校生の時に経済のそもそもの構造や、自分が将来どうしていきたいかをじっくり時間をかけて考えることができていれば、もっと自由に好きなことを追求できたのではないかとも思っています。

高校生の皆さんは、今見えている選択肢がそれほど多くないと感じているかもしれません。しかし、その選択肢は思ったより身近なところにあり、そしてもっと多いはずです。
文理選択や大学・学部の選択、留学、学生起業、、高校生のうちにマネーリテラシーを学ぶことで、チャレンジの幅も広がると思います。
そして、何よりも大切だと思うのは、これらの選択を皆さん自身の力でできるようになるということです。学生のうちは何かと家族に判断をゆだねてしまったり、逆に言われた通りにしてしまったりすることも多いですよね。
しかし、世の中がどうやって動いているのか?をきちんと理解することによって、自分の選択に自信を持ち、主体的に生きていくことができると思うのです。そうすることで、自分の人生を自分の力で最高に楽しくすることさえできるのではないでしょうか。

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