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悔しい思い

とてもとても悔しい思い出

高校卒業の時に手にした成績表に誤りがあり、
その場で担任に返却、
後日訂正して送ると言われて学校を後にした

どう間違っていたかというと、
本当ならば10段階の7〜10が並んでいるはず
なのに、あり得ない5などが書かれているのだ

おそらく私の前後どちらかの生徒の成績を
誤って書き写したのだろう

その担任は日頃から
少しボーッとしたところがあるので、
あってはいけないこのような間違いにも
気づかなかったのだ

その時も、それがそれほど重要なのか?
という顔で話を聞いていた

一人の生徒の成績など、どうでもいいのだろう

その程度の扱いだから間違っても平気なのだ

私にとっては大事なのに

当時は全てアナログで、手書き、
そのうえダブルチェックなど
もちろんしていなかったことだろう

とにかく書き直して返してもらうことで
話はついた

そうして成績表が手元にないまま
しばらく時が経った

いつまで待っても成績表が届かないので、
先生に連絡をした

それでも送ってこないため、
学校まで取りに行った

しかし、私が手にした成績表は
なんと、卒業のときに返したそのままの内容

どっと疲れてしまった

わからないと言うのだ

そうだろう、私のを書き換えるためには
その元になる成績を洗い出さなければならない

面倒だからそんなことしないのだ

いいかげんさに呆れた

私が高校3年で積み上げた成績は
何にもならなかった

それがずっと私の成績として残され、
私の前後どちらかの生徒が
自分の実力ではない成績を手にして
それがその人の歴史に残るのだ

悔しい

でももう元には戻せない

諦めるしかない私はその成績表を捨てた

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