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夏の日焼けに注意!気をつけたい日焼け・紫外線のこと

皆さんこんにちは。
今日も少し健康について考えていきたいと思います。
7月、一年の下半期が始まりましたね。 
いよいよ夏本番!そんな時気になるのが紫外線。
シミやそばかすの原因になる日焼けには気をつけたいですよね。

今回はそんな紫外線対策についてまとめていきたいと思います。
後半では、子供の日焼けで気をつけたい点についてもまとめました。
 

日焼けで気をつけたいこと


炎天下や日照りの強い「真夏日」を過ごす際に体調不良を感じたら
以下の可能性を確かめてみてください。

○熱中症になっている可能性
重度の日焼けをした後に、発熱や悪寒、吐き気といった症状が現れる場合があります。また、まれにショック状態となる場合もあります。
そういった症状が現れた場合、熱中症を疑い寒気を感じる場合には、熱中症の中でも熱疲労熱射病といった重度の熱中症となっている場合が考えられます。
重度の熱中症は回復しても小脳の異常やパーキンソン症状、記憶障害、腎機能障害といった後遺症が残る場合があります。
熱中症を軽視せず、熱射病などの重度の熱中症が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

○日焼けでやけど
日焼けは、長時間日光に当たり続けることで肌が赤くなり、症状としてヒリヒリ痛みを感じたり、水ぶくれとなったりします。激しい痛みのある場合は、塗り薬などによる治療が重要となります。
やけど・日焼けについて、医療機関を受診すべきかどうかは症状の種類や重症度で決まります。軽度のやけどでも跡が残ったり、感染症を引き起こしたりすることもありますので心配な時は医師に相談しましょう。
 
○紫外線からシミに
紫外線を浴びると、「メラノサイト」が一生懸命メラニンを作り始めてしまいます。
そして、過剰につくられたメラニンが表皮の細胞に受け渡されて、
皮膚は黒くなり、通常皮膚の新陳代謝「ターンオーバー」によって垢と一緒にメラニンを含んだ細胞もはがれ落ちるため、肌の色は元に戻ります。

しかし、長年の紫外線ダメージを蓄積してしまうとメラニンが過剰につくられ続け、ターンオーバーも滞りがちになり、排出されるべきメラニンが肌の中にとどまって、どんどん蓄積してしまうことで「シミ」となってしまうのです。
 

日焼けの症状と種類


 紫外線に長時間当たってしまうと、当たった部分が「すぐに真っ赤になる」という人と「数日経ってから黒くなる」という人がいます。これはUVA・UVBそれぞれの紫外線の刺激に対して強いか弱いかによっても変わってくると言われています。
日焼けにも種類があり、肌が派手に赤くなってしまう日焼けを「サンバーン」と呼び、高エネルギー量の強い紫外線によって発生します。
また数日経ってから紫外線に晒された部分が黒ずんで見える日焼けを「サンタン」と呼びます。
「サンタン」はUVAがメラノサイトを刺激し、黒色のメラニン顆粒を通常よりも多く作ってしまったことによって生じた日焼けです。
サンバーン」が起こりやすいスキンタイプの人は紫外線による肌へのダメージが大きいため、肌を守るために紫外線の予防や対策は欠かさないようにしましょう。
また「サンタン」が起こりやすいスキンタイプの人は、安易に日焼けしないからといって紫外線対策を怠ってしまうと長期的にシミやシワを作ってしまいますので注意が必要です。


紫外線とシミの関係


 シミができる主な原因は、ズバリ紫外線です。
長く紫外線を浴び続けることで肌へのダメージが蓄積され、皮膚細胞の再生能力が弱くなってしまいます。
その結果、メラニンを体外に排出する働きも低下し、シミができやすくなるのです。
そして、紫外線を多く浴びれば浴びるほど酵素が活性化されて黒色メラニンが増え、シミも増えていきます。

UVBは夏の日差しのような強い光です。
波長が短いため表皮に届きやすく、肌へ強力なダメージを与えます。そのため、UVBはシミの第一原因といわれるのは、その光の強さ、肌への影響力が起因しています。
UVBを浴びると、前述のようにメラニン色素が大量生成され、その後うまく排出されない場合に色素沈着してシミとなってしまいます。
もう一方の紫外線はUVAと言い、日常的な日光のような柔らかな光です。UVBに比べると肌へ直接的にダメージを与えるわけではありませんが、照射量が全紫外線の約95%を占めるため真皮への浸透力が高く、照射され続けるとメラニンが生成され、シミを誘発してしまいます。
 


紫外線UV-AとUV-B

◉UV-A
波長が長く、皮膚表皮の基底層から真皮まで達してメラノサイトを活性化させます。
これによって黒色メラニンが大量に生成され、肌の色が濃くなった、日焼けした状態になります。
UV-Aの紫外線はくもり空やガラス窓も通過してしまうので、くもりの日や車の中でも紫外線対策が必要です。
 
◉UV-B
波長はUV-Aよりも短いですが、肌に対する刺激はUV-Bの方が強いです。
UV-BにはDNAを破壊する力があるので、皮膚がんの原因のひとつとも言われています。
長時間紫外線を浴びると顔や背中が赤くなってヒリヒリするのは、UV-Bが原因です。


日焼け止めとの上手な付き合い方

 日焼け止めの使い方の最重要ポイントは「塗る量」です。
せっかく高いSPF値の日焼け止めを使っていても、塗る量が少なければ効果は半減してしまいます。
そうはいってもたくさん塗るとべたつきやテカリが気になりますので、そういった場合は、量を2回に分けて、2度塗りするのがおすすめです。
 
また、塗り忘れがちな部分を意識して塗りましょう!
 
鼻柱(鼻の下)… 下からの反射により鼻の下も日焼けします。塗り忘れのないように気をつけましょう。
 
唇周り… 口をきつく結んで塗ると唇の際にまで塗れていないことがあります。唇の周りは太陽光にもさらされやすい箇所なので、際まで丁寧に塗りましょう。
 
あごの裏側… シミだけでなく、あごはしわやたるみなど年齢の出やすい部分です。喉を伸ばすように上を向いて、丁寧に塗りこみましょう。
 
うなじ… 特に生え際に近い部分は忘れがちですので、ショートカットやアップスタイルが多い人は、日焼けしやすいポイントなので注意して塗りましょう。
 
手の甲、足の甲… 盲点になりやすいポイントです、気を付けて塗るようにしましょう。


日焼け止め塗り直しの重要性

最近の日焼け止めは持続効果に優れているものが多いのですが、汗や皮脂、こすれなどによって日焼け止めはとれてしまい効果も下がってしまいます。

ずっと外にいるのであれば2~3時間に1度、室内と室外の出入りを繰り返す際は、外出前に塗り直す習慣をつけましょう。
 


子供の日焼けで気をつけたいこと

 子どもは大人と比べて皮膚が薄く、紫外線による影響を受けやすいため、強い日光を長時間浴びる際には注意が必要です。
子供の健やかな成長のためには適度に浴びることが必要ですが、
紫外線を浴び過ぎると日焼けして肌がヒリヒリしたり、
赤くなったりするなどの肌トラブルの原因となるため注意しなければなりません。
対策として以下が挙げられます。

○子供にあった日焼け止めを塗る
○水分補給を忘れずにする
○風通しが良く、涼しく感じられる素材でゆったりした服
○場合によってはサングラスをかける

 
また、日焼けは体力もかなり消耗します。まずはゆっくり休むことが大切です。
日焼け後の対策としては

○エアコンの効いた部屋で体を涼ませよう
○保湿クリームを塗る
○日焼けで水ぶくれが出来てきても潰さない
○皮がめくれてきてもこすり落とさない
 

今回は日焼け・紫外線についてまとめてみました!
夏の日差しで熱中症にならないように水分補給をしっかりして、
紫外線でシミ・そばかすを作らないように日焼け止めをこまめに塗って、
楽しい夏を過ごしていきましょう。
 
 
 
では、今回はこの辺で。
皆さんの毎日が健康でありますように!

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