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かくれ脱水にも肌にも、冬の水分補給は大切!

皆さんこんにちは。
今日も少し健康について考えていきたいと思います。
夏は意識的に水分補給をすることが多いですが、
冬になると汗をかいている実感が少ないため、
水分を取ることをついつい忘れてしまいがちですよね。

乾燥のせいで風邪をひきやすかったり、肌がカサカサしてしまったりと悩みが増えてしまいますね。
今回は、冬にも気をつけたいかくれ脱水と肌の潤いのためにも水分補給についてまとめていきたいと思います!


 1日に必要な水分


 私たちの体は、成人で体重の約60~65%が水分で構成されています。
人間が生きていくために必要な水分量は1日2.5Lといわれています。
尿や便から1.6L、呼吸、汗から0.9Lと計2.5Lもの水分が人体から毎日出ていくため、失われた水分と同じくらいの水分量を補う必要があるのです。
水には3つの役割があります。
それは、物質の溶解物質の運搬体温調節です。
水分で体中に栄養素を行き渡らせたり、代謝物の運搬、体温調節などが行われているため、生命維持のためには必要不可欠です。
汗などとして感じなくても皮膚や呼吸から水分が失われている分が約0.9L、尿や便で約1.6Lが排出されています。
この排出される2.5L分の水分は最低でも摂取しなければいけません。
平均的な食事で約1.0L、食べ物からエネルギーを得る際に約0.3Lの水分を摂取できるとして、残りの約1.2Lは飲料水などから摂取する必要があります。
 

一度にいっぱい飲むより一杯のお水を数回で!

 私たちの身体が一度に吸収できる水分量は、200~250mlと言われています。
大量に飲んでも吸収しきれなかった分は尿として排出されてしまうのです。せっかく水分を取ったのに排出されては意味がありませんよね。
そのため、一度に大量に摂取するのではなく、
こまめな水分補給が大切です。
200~250mlはコップ1杯程度であるため、1日6~8回に分けて飲む必要があります。


朝、一杯のお水を飲む

 朝起きたときにお水を飲むことは、寝ている間に失われた水分を補給するうえでとても大切です!
さらに、「胃結腸反射」を誘導してくれます。
胃結腸反射とは、簡単に言えば、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す反応のことです。
朝はまだ腸が動いていない時間帯ですが、このときに水を飲むと腸が目覚めます。

また、朝に水を飲むことで副交感神経を刺激することもできます。
胃も腸も、自律神経のうちの副交感神経にコントロールされている臓器なので、水を飲んで胃腸を活発に動かすと、副交感神経を刺激することができ、下がりすぎが抑えられて、自律神経のバランスが整うのです。
簡単に始められますので、
朝コップ一杯のお水習慣、ぜひみなさんもやってみてくださいね!
個人的には朝起きてからの一杯目のお水が冷たすぎるのと
胃腸に負担がかかりそうで嫌のなので、氷など入れずに常温で飲むようにしています。
 

冬のかくれ脱水


 空気の乾燥、水分摂取量の低下、感染症による発熱の増加により、
冬は脱水症もしくは脱水を自覚できていない「かくれ脱水」になりやすいといわれているのです。
脱水症とは、体内の水分量が正常に満たず、足りない状態です。
そして、「かくれ脱水」とは、気づかないうちに身体に必要な水分が減って、脱水症もしくは脱水症の一歩手前になっている状態なのです。
脱水症を大きく分類すると、ナトリウム(塩分)が多く失われて起こる「低張性脱水」と、水分が多く失われて起こる「高張性脱水」の二つに分かれます。

低張性脱水は、下痢や嘔吐や発汗などにより、ナトリウムが多く失われて電解質不足となり細胞外液の水分が保てなくなって起こる脱水です。
高張性脱水は、水分摂取の低下などにより、もっぱら体内の水分量が足りなくて起こる脱水です。


水分補給と肌の乾燥


 身体の水分が不足すると、血液の粘度が増し、血行不良が起こりやすくなります。
結果として肌の新陳代謝が悪くなり、皮脂の分泌量が減少し乾燥肌につながります。
保湿クリームや化粧水を肌につけても、肌の表面に水分は浸透するものの吸収されにくいので、内部から肌に潤いを与えるには適度な水分補給が欠かせません。

人間の体のおよそ60%を占める水分は、
血液として体の中を巡ったり、細胞内液などで存在しています。
体内の水分が不足すると、肌細胞に含まれる水分量も減少するのに加え、
血液の循環が鈍くなって水分や栄養分が届けられなくなることで肌が乾燥してしまうのです。
 

水分補給のタイミング

 水分補給をするタイミングは、「喉が渇いたな」と感じた時点ではじつは既に遅く、その時すでに体の水分が不足して脱水状態であると言われています。
また、気づかないうちにカラダの水分が不足することもあるので、こまめに水分を摂ることが大事です。 水分を補給してから、体内に吸収され粘膜が潤うまでには時間がかかります。 私たちのカラダの約60%を占める水分の量をしっかり保ち、粘膜の潤いを維持し続けるためには、成人が1日に確保したい水分摂取量である約1.5リットルを1日かけて少しずつ分けて飲むことが大切で
す!
「人の多い場所に行ったとき」「人と会話をしたとき」「起床時や睡眠前」はいつもより少し多めの水分補給がおすすめです。
 


白湯と美肌の関係とは?


 白湯を飲む方が増えて、コンビニで白湯が売られるほど需要が高まっていますよね。そんな白湯と美容にはいったいどんな関係があるのでしょうか。
白湯には余分な物質が入ってないため、不純物をキレイに洗い流してくれる効果があります。
体を温めてくれ、血行や代謝もよくなるので、ダイエットや冷え性改善など様々な美容効果が期待できます。

デトックス効果
→白湯には不純物が入っていないため体内に吸収されやすく利尿効果が高まります。

ダイエット効果
→エネルギー源となる基礎代謝量が高まるので、自然と痩せやすい体質に。

便秘やむくみ解消
→白湯を飲むことで内臓機能が高まり、腸の動きを改善して便秘の解消につながることが期待できます。

冷え性改善
→白湯を飲むことで内臓・胃腸が温まり血行が良くなります。

美肌効果
→血行が良くなると、老廃物が流れニキビや肌荒れの予防・改善につながるといわれています。

「お湯」と「白湯」は別物だとご存知ですか?
お湯とは、水を温めたものです。
白湯は一旦、沸騰させたお湯を50℃ほどまでぬるく冷ました飲み物です。
一度沸騰させているため、水道水のような不純物もなく口当たりも柔らかくなっているのが特徴です。

白湯の作り方
①やかんやお鍋に水を張り、強火で沸騰する温度まで熱します。
②沸騰したことを確認したら、弱火に変えて10分ほど火をかけ続けます。
③火を止め、そのまま置いて、50度くらいまで自然にゆっくり冷まします。
 

 今回は冬の水分補給についてまとめてみました!
朝起きてからの一杯のお水や白湯を毎日飲み続けるなど、誰でも簡単に始められる美容法だと思いますので、ぜひ日常に取り入れてみてください。

では、今回はこの辺で。
皆さんの毎日が健康でありますように!
 


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