見出し画像

トーマス・ロックリー近況とアカデミアの反応、アサクリ騒動

目次の使い方がわからない。
はい、ごめんなさい、アサクリの話題です。(情報が膨大なため例によって経緯は既知のものとして省略させて頂きます。)

今回はアカデミアから遂に参戦者現る
岡美穂子先生(東京大学史学科准教授)、平山優先生(健康科学大学特任教授)参戦。海外勢からはオリバー・ジア先生(博士課程在学中の研究者)その他の方々。
(※ハーバード大のラムザイヤー教授のXは偽アカウントでした)

特に海外でも注目されたのが平山優先生のこの投稿


早速英語に翻訳され海外にも拡散され話題になっています。


上記投稿には現時点で既に1000件以上のコメントがついており「黒人侍を否定しているやつは人種差別主義者」という言説が散見されます。コメント数が多く全部は閲覧していませんが英語コメントの一例。
(追記:コメント2000件近くついてます。7/22)


さて、平山優先生なのですが、私はアカデミアの世界とは隔絶した無学の身ゆえ、失礼ながら寡聞にして存じ上げず、少し調べてみました。


何やらとても有名な先生らしく、元共産党員で天皇制解体に向けた活動をされていたそうです。NHKともご昵懇で大河ドラマ『武田信玄』『真田丸』『どうする家康』などの時代考証を担当されています。芸能事務所のポニーキャニオンともエージェント契約されておりメディアへの露出もやぶさかではないという学者にしては気取らない気さくな方のようです。ネットの書き込みでは武田信玄などの研究に定評がある様子。
(7/23追記:今日、平山優先生のWikipediaを閲覧しましたところ、昨日まであった「天皇制解体」の文言が削除されていましたことをご報告しておきます。スクショなど撮っていなかった点はご容赦下さい)


次に岡美穂子先生の投稿

だそうです。

私は学者では無いのでこの論争について、特に何か申し上げることは御座いません。
一愚民にとっては歴史というのは結局はナラティブに過ぎないというのが所感です。
それはアカデミアとは関係がないレベルの物語になっていきます。国内は勿論、海外での弥助伝説の拡散を見るにつけ、私も愚民の一人としてそう思います。

岡先生も、平山先生も他にも色々投稿されていますので、興味のある方はXを覗いて見て下さい。



とまぁ、アサクリ騒動、近日はこうした流れがありましたが、まだまだ騒動は続きそうです。と言うのは渦中のトーマス・ロックリー日大准教授に動きがありました。

やっと本題。

トーマス・ロックリー日大准教授、ブリタニカ百科事典を編集する。

今、トーマス・ロックリー先生はSNSを全部凍結されていて、騒動の心労が祟ってか体調不良により日大のお仕事はお休みされていると噂されています。しかし、ご静養中にも関わらずご自身の研究に一心に取り組んでおられるご様子で、去る7月16日にオンライン版ブリタニカ百科事典を編集されていたことが分かりました。
そんな研究熱心なトーマス・ロックリー先生のご体調もとても心配ですが、まずはブリタニカ百科事典について少し解説します。

「ブリタニカ百科事典とはWikipediaのようなオンライン百科事典ですが、承認システムが存在するため、英語圏ではWikipediaよりは上等なソースとして扱われがちです」
ラム・マイヤーズ氏の投稿より
(ハーバード大教授と名前が似ている…お酒の名前?)


こちらはWikipediaのブリタニカ百科事典の解説
「110人のノーベル賞受賞者と5人のアメリカ合衆国大統領を含む4,000人以上の寄稿者と専任の編集者約100人によって書かれており、学術的に高い評価を受けている」


こちらがブリタニカ百科事典の弥助に関する該当ページ


そしてこちらの記事をご覧ください

「当時の日本では仏陀やその他の聖人が黒い肌で描かれることが多かったことから、人々は彼(弥助)を神の訪問者として見たのではないかと推測している」

※この記事はブリタニカ編集者によってファクトチェックを受けています。


私はこのような言説を初めて見ました。寡聞にして存じません。
一日本人として、仏像をそのような目で見たこともありません。
しかし、天下のブリタニア百科事典様にはトーマス・ロックリー先生によりこのように記述されています。
トーマス・ロックリー先生はイギリス人ですが、イギリスの文化では聖人をそのような見方をするのでしょうか?

皆様はどう思われますか?

浅学な私にご教示頂けたら幸いです。

そりゃプクちゃんもわろてまうわ。





蛇足。過去記事ちょっと編集しました。

蛇足。拙筆『ブリジャートン家』とアサクリ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?