見出し画像

「その男、ジョーカー」第一話のゲストキャラクターを考える②

 どうも、松田悠士郎です。
 前回に引き続き、このnote上で連載予定のハートボイルド小説「その男、ジョーカー」第一話に登場するゲストキャラクターを創造します。
 一話の軸になる姫宮桃子が所謂「地下アイドル」なのは前回までに書いた通りです。さて、アイドルに限らず人前で何かを披露する「エンターテイナー」と呼ばれる人達に付きものなのが、

『ファン』

 です。
 と言う事で、桃子にもファンは付いていた筈だと決めて、キャラクターを考えます。
 本来ならこういう場合、平凡な日常を送っている冴えない中年男性を連想しがちかと思いますが、ここは敢えて(と言うより、そういう偏見が嫌なので)違う人物像を作ります。とは言っても、男性である事は共通です。これは頭の中で考えているあらすじに関わる事なので。
 次に年齢層ですが、やはりティーンエイジャーや学生だと、経済的な理由でファン活動が制限されかねないので、ここは定職に就いている社会人で、尚且つ独身とします。さすがに既婚者だと、話の展開上でも余計な回路をひと回りしなければならなくなるので。

 さて、ここまで考えた所でイメージの助けとする為にビジュアルを決めます。このキャラクターに当てはまるのは、特にマネジャーに嵌めた安田顕さんとの繋がりと言う訳では無いのですが、同じ「TEAM NACS」所属の、

『戸次重幸』

 さんです。
 桃子のファンと言う建付けでキャラクターを考えた時に、かつて「昼のセント酒」と言うドラマで主演した戸次さんの姿が思い出されて離れなくなってしまったので、大いに採用させて貰う事にしました。性格面は、お調子者だけれども一途で、根っこには頑固さを持っています。このファンの存在が、物語にアクセントを付けてくれる筈です。次回も、ゲストキャラクターの創造に費やす予定です。

《続く》

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?