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#4 反省会 ~デザイン思考のプロセス・可視化・マッピング~


医療デザイン勉強会は毎月1回を目標に開催されています。
4か月に1回は内輪で反省会をやりましょうということになっています。
ですので、今回はその反省会の内容を記事にしました。
つまらない議事録にならないように書いていこうと思います。

過去2回の振り返り

4月は栄養、5月はリハビリをテーマに勉強会を行いました。6月はゲストの都合が悪くなり延期になってしまったので、2回分を振り返ってみます。

医療現場の課題を解決していこうという勉強会なのですが、用いるツールはデザイン(思考)です。

では、デザインって何なんでしょう?
デザインとは広義には思考過程、そのプロセスそのものを指し、日々の創意工夫やその過程をデザインと呼んでいます。

過去2回はデザイン思考(には3段階ありますが)の1~2段階目、そして視覚化といったところを勉強してきました。

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4月の勉強会では

現場の課題を発掘するという3段階のうち第1段階「着想」にフォーカスを当てて勉強しました。

また、デザインとは可視化することを学びました。すなわち。マッピングやグラフィックレコーディング(グラレコ)といった会議における視覚化表現を勉強しました。


5月の勉強会では

「第2から第3段階まで行ってみよう」と事前に打ち合わせし勉強会に臨みました。

医療デザインは、医療における創意工夫です。医療現場がよりよくなるためのプロセスです。そして、デザインの本質は物と物、人と人の関係性から世の中、物事を幸せにしていくことです。

また、デザインの本質は関係性ということも学びました。抽出した課題に関係性を持たせる手法や作業がデザインなのです。

デザインを感じた会の進行

マッピングは視覚化なんだってことを4月の勉強会で学びました。さらにはマッピングがプロセスを表現することなんだと言うことを5月の勉強会では学びました。

代表からは、可視化されたことによって「理解された体験」を得たことは、すごい武器になります、という意見を頂きました。そういえば、論文などの文章がまとまらないときにマインドマップを書いたことがあったけど、すごく頭が整理された経験があります。今やっと何かが繋がった気がします。

マッピングは「戻れる」のがよいですね。相対的にどこを話しているかもわかるし、ゴールの方向も見えてくる。ファシリテーションしやすくなります。

マッピングだけでなく、万人にわかりやすく伝えるツールとしてのグラレコもすごい武器ですね。

会の進行にこれら二つの視覚化ツールを用いることで、デザインを感じました。

グラレコを作成しているときは、整理を意識するようになったという意見もありました。整理してまとめることで理解が深まりますし、あとで簡単に見返すことができます。

こちらが、過去2回のグラレコですけど、本当に分かり易いですね。さすがに誰もができる技術とは思いませんが、文字だけの議事録にはない良さがたくさんあります。

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今後の展望

参加者からは、現在掲げているテーマや、今後やってみたいことについて意見を聞きました。今後勉強会で取り上げれそうなテーマがいくつかありました。

・薬局の無人化、機械化
手の空いた薬剤師が細分化、特化していくのでは?

・入院体験記
非医療従事者である当センター関係者が入院した際に感じたことについて

今後はこういったところにいかにデザインを掛け合わせていくか、掛け合わせると医療はどう変わっていくのか?

そういった勉強会にしていくつもりです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
勉強会は毎月第3木曜日の夜に行っています。
詳しい内容などにつきましたては日本医療デザインセンターのSNSでご確認下さい。
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では、また!



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